第189回 幕末の人がこのニュースを聞いたらなんというか。

「バベルの塔(みたい)」
「バベルの塔(みたい)」

今週はバタバタしながらも、私にとってブログのソースに困らない、興味深いというか突っ込みどころ満載のニュースがたくさんありました。

まずは在日韓国人の焼肉屋のオーナーの女性から政治献金を受けていた前原元外相の辞任劇。
ニュースなどであれだけの大事件に「なってしまった」感満載ですが、聞くところによると金額は20万とか25万円とのこと。コントでいえばまさに「カクッ」というレベルの金額だなと思ってしまいました。しかもそのオーナは既に30年以上日本に暮らしており、氏とは家族のような付き合いだったそうです。

また彼女は今回の事件に関して「税金も日本人と同じように収め続けてきた。在日はいつまで差別を受けなくてはならないのか」といっているそうです。
「特定の外国政治的圧力を防ぐ」という理由は最もだと思いますが、今回のニュースはいろいろな部分で「日本国民」の定義について線引きをするべきことだと感じました。

かと思えば、昨日与党の「倫理審査会会長」なる議員センセイが今度は韓国で「竹島の領有権を日本は放棄すべき」という文書にサインをしたあげく「その場にのまれた」とか「国家を背負った交流をした感覚がなかった」と「おっしゃって」いるそうです。
うーん。。「倫理」ってどういう意味だっけ?と辞書を引きたくなります。

この2つのニュースの重さは同じなのでしょうか?私にはよく分からなくなります。

私は民主党支持でもありませんし、かといって上げ足ばかり取ることに奔走する野党の姿勢にも疑問を感じます。さらに「私は絶対政治家にはなれない」と思ったりするわけです。が、選ばれてそれだけ立派な仕事に就くのですから、与党と野党どっちも気概とかをもってやってほしいと切に願うわけです。

そして最後にそんな人たちを全員選んだ国民としての我々の意識。
新聞の投書である方が「外相が外交文書をさしおいて電卓片手に帳簿を合わせている図をよしとするのか。(中略)政治家を大きく育てる国民的度量が試されている」と書かれていましたが、まさにその通りだと思います。
ヒステリック気味に揚げ足取りに加担するマスコミの情報に右往左往せず「何がどう大事か」ということをちゃんと自分で見えるようにしておきたいと思うのでした。

ところで幕末の人たちにこんなニュース、話したくないですよねえ。

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