
「デトックス」という言葉をほとんどの皆さんが聞いたことがあると思います。
もともとは「解毒・排毒」という意味の「detoxification」の略語だそうで、その概念に基づいた多数のメソッドや健康法が数多く出されているわけです。
試しに「デトックス」で検索してみると出るわ出るわ、デトックスヨガ、デトックスサプリ、デトックス食材、デトックスティーからジュース・・
「毒を解かす」とか「毒を出す」という分かりやすいイメージがある言葉なので、そのようなビジネスがこれだけ盛んになるのもうなずける話なのですが、はて、ふと世の中を見ると、まあとにかくどこもかしこもデトックスな現象がありすぎてビックリです。
大相撲での八百長、野球賭博などの影の部分がそれこそマグマが噴き出すかのごとく明るみに。マグマといえばホンモノが連日連日の大噴火。これも地球の「デトックス」ですよね。
はたまた中東では民衆の中に溜めこまれていた不満が大噴火中。中東という私からすれば大きく異なる文化をもつ人々が、未だかつてなかった形で動き出している。これも見方からすればまさに「デトックス」だと思うのです。
以前友人から「来年2012年は人間にとっていろいろなパラダイムシフトが起きる年」と聞いて半信半疑だったのですが、それ以後世の中で起きていることを見ていると、感覚的にその言葉が真実味をもって伝わってくるのを感じますし、今起きている事象は偶然でなく、その時にむけた「デトックス」の時期だと思うのです。
そこで重要だなと感じるのは、その「デトックス」の後、どんなケアやメンテナンス、リペアが必要なのかということです。自分を含めた人々や社会がどういうスタンスや価値観でいるのが自然で望ましく、そしてそれに基づいてどんな行動をするべきなのだろうか。
「柳澤はスピ系か!」とかいわれてしまいそうですが、流行りすたりは関係なく、そんなことを考えてもおかしくない時代にいま私達は生きているということを感じながら、自分にできることをやっていこうと思う日々なのであります。