第1回 mission 〜使命〜

 初めまして。 ではないですね。 この記念すべき初ブログを送る皆さんは、何かしらのカタチで私と何らかのご縁で「繋がった」大切な方々です。
 今まで自分の趣味でブログや日記を書いてはいましたが、今回これも不思議なご縁で代表の川村さんと出会い、このファンサイトで、このように自分が何かを書く、伝えるということになり、そのことに対して少し緊張していました。

 「仕事として何かを書く」とはどういうことなのか。 私の父が編集者として数々の本を世の中に送り出してきたのを間近で見ていた私は、正直それがどういうことなのか、あまり興味がなかったのです。

 それが、ウェブというツールを使って書く機会を与えられたことで、自分でも気が付かなかった「書く」ことの魅力に、少しずつ気が付いてきた頃に、本当に不思議な流れで、このようなチャンスを与えてもらいました。

 「何を書けばいいのかなあ・・・」なんとなくまとまってきた考えを書こうと思ってパソコンに向かい、いつも日記を書いている国内最大のSNS「ミクシイ」のページを開けていた私の目に、そこで知り合いになったある方の訃報が飛び込んできました。

 その方は、一度もお会いしたことがないのにも関わらず、私が書く日記に、病院のベッドからいつも、それもほとんど毎回、誠実にコメントをくれていた方でした。 知り合った時から既に末期がんで、闘病の中で自分の苦しみや、不安な気持ちと闘いながらも精一杯生きていました。

 「・・・偶然はない、すべて必然なのだ」

  実は私がこのファンサイトを通じ、とあるバイオベンチャー企業の広報の仕事を始め、今まで全く縁のなかった医療系の勉強を始めていた矢先でした。 その企業は、医療界に革命的な新薬を開発するべく、高い理想をもった社長のもと、本格的な研究開発に取り組み、実現に近づいています。

 何が何だか分からない医学用語にてんてこまいしながら、「この薬ができたら、あの人も助けられるかも」 私は本当に冗談でなく、その仕事をしながら、その人のことを思い出していたのでした。 そんな矢先の、しかも初ブログを書こうと思ってパソコンに座ったときに目に飛び込んできたこの知らせ。

・・・・・・読んでいる皆さんには申し訳ないと思っています。 
 
 初回からこんなヘビーな話しにするつもりは全くなかったのですが、私にはどうしても偶然でないものを感じ、ここにそれを書くことが運命づけられているとしか思えなくなってしまったのです。

・・・この偶然の顔をした「必然」を間のあたりにして、今私がいいたいことは何か。

  それは、会っても会わなくても、今こうして何かしらのご縁で繋がったみなさんと共に、精一杯、豊かな人生を送っていきたいと「宣言」することが、彼女にとって最高のたむけ言葉であり、私に課せられた「ミッション」なのだと感じた、ということです。

 一人の人ができることなど、たかが知れている。 そのことが不安で、逃げていたときもたくさんあった。
 
  でも。

 「思い」を持った「仲間」となら、可能性を探す道を一緒になって、精一杯探しながら歩いていける。

 私は今、皆さんに対してそのことをはっきりとココロから伝えるチャンス、きっかけを与えてくれた彼女にこの初ブログを送りたい。

 まだまだ世間知らずで、何の力もない私ですが、皆さんと共に成長していきたいと心から思います。

そして皆さんと本当の「The value of life」を手探りで探していきたいと思います。 

 今日からがまた新しい一日の始まり。よろしくお願いします。

  柳澤 史樹

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