
パキスタンにイクバル君という少年がいました。
彼は工場で児童労働をさせられていました。
ある日彼は工場を抜け出し、児童労働反対運動を始めました。
運動は大きな反響を呼び、彼はアメリカにまで渡ってその現状を訴えました。
しかし彼はパキスタンに戻った後誰かに殺されてしまいました。
そのニュースは世界で放映されました。
カナダにクレイグ君という少年がいました。
彼も小学生でした。
彼はイクバル君の為に立ち上がりました。
児童労働で作られた製品をカナダに輸入しないよう政府に働きかけました。
最初は耳を貸さなかった政府が、記者を集めて会見をするようになり、最後は大統領から会いたいというまでになりました。
その活動は結果「セイブ・ザ・チルドレン」という世界でも最大規模の団体に発展し、アメリカやカナダで児童労働の反対を促すきっかけになったそうです。
この例であるように、世の中を変えるのは「皆」ではなく「私」の集合体なのです。
・・・・という話を10年前に買った佐々木かをりさんの著書「Give & Givenの発想」を読み返して発見した。このパートを覚えていなかったが。
私が書くことに意味があるとすれば、それにはこのブログを読んで「セイブ・ザ・チルドレン」にしても「Give &Givenの発想」でもどちらでもいいけれど、何かを感じてくれる人がいるかもしれない、何かを変えるきっかけになってくれるかもしれない、そんなこともあるのかな、そう思っている。