ファンランドへようこそ。ファンサイト有限会社、取締役の川村勇気です。
早いもので今年も2月半ば、みなさまいかがお過ごしでしょうか。年初に立てた目標、特に健康維持に関する目標や運動習慣の継続に、すでに挫折を感じておられる方も少なくないのではないでしょうか。
わたくし実は、以前勤めていた音声プラットフォームVoicyで、「Voicyランニングクラブ」というランニングコミュニティを運営しております。
主催がちっとも走らないふざけた番組ですが、隔日で更新しているので、ゆるくでも走りたいなあ~、いつかはフルマラソン完走してみたいなあ~、という方はもしよかったらのぞいてみてください。
こうしたフィットネスに限らず、勉強や技能習得に必要なプラクティスというのは「毎日をどう過ごすのか」というのがすべてです。
来月マラソン大会があるからと、今週末に30㎞まとめて走っても効果はほとんどなく、それよりも2~3㎞でも毎日欠かさず走った方が確実に結果に結びつきます。
イチローさんがいつかのインタビューで
「小さなことを重ねることがとんでもないところへ行く唯一つの道」
と語ったように、多くのアスリートはティッシュよりも薄い努力を毎日繰り返すことでのみ、より高い場所にいけるということを知っています。
今回は、「だから毎日の努力の積み重ねの重要性をだな…」という話ではなく、それをやるための、可能にするための『環境』ってなんだろう、ということについて少し触れておきたいと思います。
平たい話、私たちには、目標に向けて能動的に形作っていく「獲得習慣」と、それ以外の「食う・寝る・働く」といった「基礎習慣」があり、両者を分けて考えコントロールすることが、なりたい自分になるための近道だと考えています。
もうかなり経ちますが、私は、2017年に完走した東海ブロック選手権を最後にトライアスロンのエリートレースからは引退し、転職などのタイミングもあり、それ以降は仕事の方に生活の重心をシフトさせてきました。
おかげさまで今はファンサイトの経営に奮闘しながら、競技団体の運営や個人事務所の案件も抱え、同時に転職4社目にして勤め先では専門性の高い職種を担わせてもらっています。
幅広いポートフォリオに比例して日々沢山の仕事が舞い込んでくるわけですが、こうなってくると「毎日のルーティン」というものはほとんど存在しなくなってきます。
同世代・同期の方々がどんなウィークデーを過ごしているのか、正確には分かりませんが、もしかすると毎朝同じ電車に乗って同じ駅で降り、いつものコンビニでコーヒーを買って職場に入り、定時後少しばかり残業をして帰宅、のようなリズムがあるのかもしれません。
私の場合、毎日誰かとどこかで会いに行く用事があったり、それぞれの現場でなにがしかのトラブルが絶えずあるので、それに合わせて移動する必要があります。
夜は会食も多いので朝のコンディションは一定ではなく、加えて年中出張があるため、移動や出先の打合せで時間が読みづらいという日も少なくありません。最近では歳のせいか、出張から帰宅した翌日は動けない(動く気が起きない)ことも増えてきました。
この生活における問題は、トレーニングの時間を作るのが難しいというよりは、「毎日習慣外の時間を意識的に作って練習に向き合わなければいけない」というものです。
毎日環境が変わるというのは、その状況に応じた思考を巡らせ、自分の身体を都度適応させなければいけない、ということです。
人間は習慣の動物ですので、毎日ちがう時間・違う場所に決められた活動、つまり「基礎習慣」が定まっていないよりは、時間も場所も同じリズムを繰り返す方が当然、思考に割くリソースが減る分、ストレスが少なくて済みます。
冒頭に触れた、「毎日の少しずつの努力(獲得習慣)」というのは、実は安定した「日々のルーティン(基礎習慣)」あって成り立つものなのだと、今さらながら痛感しています。
マラソンやトライアスロンなどをシリアスに取り組んでおられる方々に公務員や大企業勤めの方が多いというのも、競技に要する資本的なアドバンテージだけでなく、なにより日々の生活リズムが安定しやすいというのが大きく関わっているのだと思います。
自分がアスリートだった頃を振り返っても、毎日のルーティンがある程度決まっていたので、それに沿わせるようにプラクティスを沁み込ませていくのが比較的容易だったんだなと思います。
私もこの10年間、運動自体を辞めたことはないのですが、増え続ける仕事を言い訳に年々トレーニング量は減少傾向にあり、それと比例してこの2025年末~2026年始付近はパフォーマンスも底打ち感が否めません。
ガーミンで計測されたVO2MAX(最大酸素摂取量)は、去年11月の大仕事を契機にこれまで見たことのないレベルで大幅に低下し、「(元)アスリート」というトロフィーで底上げされていたセルフブランディングもそろそろ厳しいのでは??という危険水域に達しています。

もうこうなってくると、「今週末は〇十㎞走る!」とか、「今月は△万m泳ぐぞ!!」みたいな短期的なマイルストーンではあまり意味がなく、いかに基礎習慣を整え、獲得習慣をどうやって取り戻していくのか、ということでしかクリアできない気がします。
相変わらずどうしても避けられないイレギュラーな用事はありますが、年明けからは、あえて月・水は赤坂の職場に、それ以外の平日は外苑前のオフィスに9時には入るようなルーティンを作りました。
それに伴い、コントロールしやすい朝の時間帯に少しだけ(2~3㎞から)走ることを習慣化し、移動はトレーニングを兼ねてバイクを中心に。夜は「仮に50mで上がってしまったとしても必ずプールに入る」ことをルールにして、シャワーの時間をスイムに置き換えることにしました(スイムのあとは大浴場でデトックス、このご褒美タイム超大事…!!)。
選手権を走っていた時代と比較してしまうと情けないレベルではありますが、結果としてわずかながら、2月の半ばにして、若干VO2MAXも改善しつつあるのがお分かりいただけるでしょうか。
インプットの読書であれ資格勉強であれマラソン完走のためのトレーニングであれ、そのための「獲得習慣」が尊いというのは、私たちみんなが知るところですが、実はそれ以上に通勤通学や家事など、日常生活の「基礎習慣」がそれを支えるにあたって大きく影響しているというのは、これまで私もあまり意識したことはありませんでした。
もちろん、旅や出会いなどのイレギュラーな体験は成長のための刺激になる一方で、有益な「獲得習慣」の妨げになるリスクもあります。
性格上、どうしても多動になりがちではありますが、今年はあえて「基礎習慣」を大事にすることで、目標に向かうための「獲得習慣」を積み重ねていく、という作戦なので、みなさま今後ともそこのところ、ひとつよろしくお願いいたします。
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