第138回『復活した「プロシューマー」』
最近、プロシューマーという言葉をよく耳にします。 ずいぶん懐かしい言葉ですが、なぜこのプロシューマーが話題に供されるのか、考えてみたいと思います。 この「プロシューマー」は、ご承知の方も多いでしょうが、生産者Prod
第137回『Thinkingを考える』
景気後退は長引く気配です。 そうした景況の見通しから、企業サイドは経営の引き締めをはじめました。 そしてその中身とは、経費のさらなる削減というのが常套手段です。 この狙いは、結果として雇用不安を背景とした経営側の恫喝であ
第136回『「ラストフレンズ」への視角』
フジテレビのドラマがはじまりました。 今回で4回目ですが、視聴率は13%とこの時間帯を考えれば好調のようで尻上がりに視聴者を獲得しつつあるようです。 年甲斐もなくこの番組を見ることになったのは、登場する旬な女優さんの
第135回『価値の島々を繋ぐ』
最近、ちょっと惹かれた広告があります。 女性誌FRAUのポスターで、全部で5枚くらいのマルチプルに展開したもの。 掲出場所は地下鉄有楽町線の永田町駅の、半蔵門線へつながる長い下りエスカレータ脇の壁面に沿って飾られたポスタ
第134回『ペリエ・ジュエのクリエイティブ』
ペリエ・ジュエと聞いて、あのシャンパンね、と思い至る人は相当の通。 ペリエ・ジュエとはシャンパーニュ地方に、ピエール・マリー ペリエとその妻アデル・ジュエにより設立された会社で、婦人の名前をとって、【ペリエ・ジュエ社】と
第133回『戻ってきた「神学」』
決算期が終わった企業も多いと思います。 そして新年度、市場環境は逆風。 蓋を開けてみると期待に反して四半期は低調なスタート、経営会議は自ずときびしいものとなります。 問題は暗い見通しにあって、おおかたの流れは戦略論よりは
第132回『テクノロジーだけでは口説けない!』
ファンサイトでは、パワールームと称して毎週月曜日早朝より集まってスタッフ全員で勉強会を開いています。 課題はいろいろでその時折の関心事に対応した題材が勉強の素材となっています。 そうした中、最近の面白サイト、話題サイトを
131回『「ソフトパワーを生む」環境』
いよいよ市場が冷えてきたのが、肌で感じられるようになりました。 リセッションという言葉がリアリティを持ってきた気がします。 景気が悪くなると必ず言われるのが「経費の引き締め」と「ソフトパワーの発揮」。 経費の引き締めはと
第130回『女たちの神楽坂』
先日、神楽坂で旧友達と昼飯を食おうと言うことになりました。 平日の昼でしたが、人通りが多く、しかも女性達が大勢。 表参道ほどではないにしろ結構な賑わいです。 噂では神楽坂人気は聞いていましたが、まさかこれほどとは! ご承
第129回『「お客様に聞く」のは愚の骨頂』
最近に気になっていることは、「当たり前」化の進行が早くなってきているのではないか、と言うことです。 こうした流れは、製品すべてに当てはまることですが、とりわけ感じるのは、サービスという見えない製品を扱う分野です。 サービ