第28号『食い違い』

「いすかくちばし」いうコトバがありますね、いすかという鳥のくちばしが前後食い違っているために、ものごとのくいちがうことを例えていうことです。最近は聞きませんが・・・。 この「いすかのくちばし」、意外とマーケティングコミュ

第27号『やっぱり買えない』

関係の仲間との暑気払いの席でした。ひとわたり近況を交換して話は自ずとマーケティングの話となりました。かといって酒席です。馬鹿話とない交ぜにした会話であるから支離滅裂であることはむろんです。そしてお互いのファッションを見渡

第26号『人間という動物』

長かった梅雨も明けて、いっきょに夏。とつぜん暑いですね、まったく・・ということに。なんとも勝手な話ですね。 飲み物は気温が29度を境にジュース類から炭酸飲料に売れ筋が急変するといいます。水着の売り上げも28度をボーダーラ

第25号『見えない競争相手への対応』

ご存じレジス・マッケナの本を眺めていましたら、「見えない競争相手」という文章に出会いました。それを紹介しますと(1)変化(2)変化への抵抗(3)教育された顧客(4)顧客のこころ(5)量産商品思考(6)大企業病(7)連鎖の

第24号『ちょっと心配』

マーケターとは根っからお節介なのかもしれない、とふと思います。 そう思ったきっかけは、最近、TVで私が手掛けた商品のCMに出逢ったことです。 この商品とはJJに代表される医薬品のカテゴリーアイテム。したがって味の素といえ

第23号『ちょっとぞっとするお話』

NHKのスペシャル番組(5月7.8.9日に放映)「日本経済再生への道」、ご覧になった方も多いかと思います。で、皆さん。ご感想はいかが? 率直に言って私は、もしこれが現実に検討されている道だとしたら、「これはもうダメだ!」

第22号『よいモノってなに?』

戦争が起きるわ、伝染病が流行るわ、で悪い景気に水をかけるできごとが頻繁。皆、お金を使わないわけです。 そんなわけで私も地元商店街を散歩。そこでふと気が付いたことは、「顧客志向」ということです。 というのは私の住む街の駅前

第21号『縮み志向からの発想』

来る3年後には人口がピークに達し、その以後、減り始めるとのこと。高齢化とともに憂鬱なお話です。 あるシンクタンクの推定では、下町のある区に至っては、全年代の人口が流出し、現在の62万人から、30年には43万人に落ち込むと

第20号『ダイヤモンドを食べる女』

諸兄は、お花見に出かけになりましたか? 花に因んで、今回はちょっと視点を変えて悪女のお話など・・・。 私は経験していないのでわからないが、銀座のホステスさんに高価な貢ぎ物をする人が、いまだに結構いるらしい。しかもその貢モ

第19号『しょせん、仕事は、仕事に過ぎない?』

新緑の頃、相変わらず新社会人が罹る五月病というのはあるのかしらん?それよりも先にもはや転職を検討中か。求職の学生に聞いた話だが、面接で聴かれるのは「すぐやめないで欲しい」という企業サイドの声だという。それだけ、折角の難関