第38号『贅沢を考えよう!』
今年の新年、訳あって恒例の家族の集まりを、近くのホテルのテーブルで開催しました。皆の都合を聞き、予算の都合もあって、恐る恐るテーブルの空き状況を確認したのですが、思いの外の盛況で希望の日は席が取れず、結果としては、次善の
第37号『「ホンモノ」への流れ』
大晦日、恒例行事であるNHK紅白、初めて頭から端までお付き合いしました。 時間余りの高齢者の特権とも言うべきか、それはともかくとして視聴率は50%を下回ったと言いつつも、やはり大衆番組の王様であることは変わらないようで、
第36号『21世紀を回顧する』
光陰矢の如しとも、ドッグイヤーとも、言い方はどうであれ、いずれもあっという間に年の瀬。 2004年になるともはや「21世紀」という前振りは陳腐となる、と思っていたところに出会ったのが、「21世紀全史」と言うノンフィクショ
第35号『終わった選挙の楽しみ方』
衆院選も終わりました。 そして日本社会はなし崩しに悪い局面に傾斜していく予感です。 私だけでしょうか? それはともかく今度の衆院選挙はマーケティングの競争戦略論に照らしてみるとそれなりに面白い発見がありましたね。 ◆ 発
第34号『すべてお見通し』
面白くないのか、面白いのか、わからないままつい見てしまうTV番組「TRICK」、結構嵌る人が多いらしい。 視聴率を確認していないので推測の域を出ませんが・・・。 主人公が使うきめ言葉の「すべてお見通しだ」を幼い子供まで真
第33号『リスクへの対応』
先般、ある広報誌の対談に同席した際に、パブリック・インボルブメントPIということが話題にのぼりました。 PIとは平たく言えば住民参加ということでしょう。 コミュニティや公共の事をなすのに住民の呼び込みや巻き込みが大切なこ
第32号『ブランド世代』
故あって思いがけず療養生活となりTVしか楽しめない生活を過ごしました。楽しめないと言いましたが、実は、楽しめるはずのTVがちっとも面白くない。TVってこんなにつまらないものなの?と妙な感動を覚えたほどです。これは番組もC
第31号『アイディアは要らない』
不況でありデフレですから、どこでも喉から手が出るほどにアイディアが欲しいはずです。 でもこれって本当?社内の若手を集めたり、女性をかき集めてのブレーンストーミング。はたまた出入りの広告会社数社にプレゼンを頼んでそこから拾
第30号『流れはスモールタウン?』
フリーターの特権として気侭に気分晴らしの散策に郊外に出向くことがあります。 これといって目的があるわけではないのですが、多少は何か理由づけをして出掛けるわけです。例えば小京都を申請した辺鄙な街とか、歴史を売る小江戸とか、
第29号『サービスの設計思想』
最近、いろいろなビジネスマンにお会いすることが多いのですが、彼らから出る言葉にはいくつかの共通点があります。その代表が「お客様の視点」です。 また「お客様がよろこんでくれてナンボ」という声も聞きます。つまり顧客ファースト