第68号『せっかち文化の課題』

西日本JRの悲惨な事故が起きました。 原因については色々に取り沙汰されていますが、こうした事故の背景には時間についての私たちの意識の在りようが大きく影響しているようにも思えます。 以前にロバート・レヴィーンと言う社会心理

第67号『女達のたくらみ!』

先日、妙齢の美女3名からお誘いがあり、彼女達の手料理を味わうと言う、ちょっとハッピーな機会を得ました。 うらやましいでしょ?! 彼女たちの二人は、ロシアを中心とするアジアの文化研究者と文学者であり、もう一人は、このロシア

第66号『獅子舞と広告取りお断り』

獅子舞と広告取りお断り、こうした表示が一流企業と言われる会社の受け付けには、必ずといってよいほどに掲出されていたことを古い広告マンなら覚えておられる方も多いと思います。 広告が世間様では無用のもの、強要されて出すものと見

第65号『脱コモディティの芽』

いまほとんどの商品・サービスが直面しているのは急速に進行するコモディティ症候ではないでしょうか? 量販、百貨店、巨人(スポーツ)、クルマ、外食など、多くの業態で収益悪化と客離れに悩んでいます。 その原因は挙げればいろいろ

第64号『3C不足』

経営モデルには少なくとも3のC、つまりCompany、Competitor, Customerを考えることが要求されていることは、いまさらに言挙げすることではないかもしれません。 しかし、現実はと言うとどうも昨今の出来事

第63号『ホリエモン、頑張れ。』

ホリエモンことライブドアの社長堀江氏についてです。 彼が脚光を浴びたのは球団運営に名乗りを上げてからですが、残念ながらプロ野球などどうでもいい私は余り興味はそそられず、せいぜい日本社会は新参ものにはきびしく、閉鎖的だなと

第62号『想像力と創造力』

いま頭の痛い、いくつかの問題に直面しています。 その一つが「ブライダル」、とくホテル披露宴の市場開発です。 ご承知の通り少子高齢化や結婚しない、または出来ない症候群時代に入り、この市場は縮小の一途にあります。 そして将来

第61号『高い、まずい、汚い』

フリーターになって大きく変わったのは、以前にまして知らない所へ出向き、昼食やお茶を馴染みのない所で頂くようになったことです。 いわゆる移動民化した生活を営んでいるわけです。 定住的な生活であれば、昼食事情は手に取るごとく

第60号『自分で動けない?』

ある大手百貨店で販促スタッフとして勤務する中堅社員が、リストラの対象となったが、なんとか難を逃れ支店に働く場を得たという話を親戚同士、新年の顔合わせの折、耳にしました。 「よかった、よかった」の話です。 しかし、きびしい

第59号『人生いろいろ』

3が日は、思いの外、好天気でした。 晦日に雪が降り、残った残雪のせいか風は冷たかったけれど、屠蘇に火照った気分には心地よい気候だったと思います。 景気の悪い年は、やはり神社が賑わうのが常ですが、その通りで最寄りの神社では