第123号『価値の質』

これまでしばしば、戦後の日本社会は「フェア」ではなく「イコール」な社会だと指摘されてきた。 フェアな競争原理を排し、あたかも敗者も弱者もいない理想社会の実現をめざし、保護といたわりによる標準化された社会の現実。 つまり「

第122号『Fun is Good!』

9月18・19日、日本プロ野球選手会は日本プロ野球組織(NPB)との団体交渉の結果、日本プロ野球史上初のストライキを決行した。 交渉決裂の理由は近鉄バファローズとオリックス・ブルーウェーブの球団統合延期と球団の新規参入の

第121号『ブーム』

時々は料理のまねごともする。 とは言っても、たかだか麺を茹で、出来あいの缶詰で味付けをしてワインと一緒に腹に流し込む程度のものである。 パスタのソースを探しに、近所のスーパーに出かけた。 缶詰のある棚をキョロキョロと見回

第120号『共生への手がかり』

昨年、秋、パリ郊外のアリン・ワロン・ドーベルビリエ高校で、スカーフを着用していたアルマさんと姉のリラさんが退学処分になった。 フランスではいま公立学校内での、イスラム教徒の女子生徒にスカーフ着用を禁じる法案の是非が議論を

第119号『クリエイティブ力』

結果には常に原因が付き纏う。 柔道、水泳、体操、陸上などアテネ五輪で好成績を収めた競技と関係者の話しから、その原因のいくつかが共通していることがわかった。 ・母体となる連盟なり協会が高い目標を掲げビジョンを示した。 ・基

第118号『夏休み』

夏は予感に満ち、野心に溢れている。 だから夏が好きだ。 普段なかなか出来ないことをあれこれ考える。 今年も10個ほどやりたいことを紙に書き出した。 ・キャンプにでかける。 ・火を炊く。 ・海で泳ぐ。 ・沢を歩く。 ・桐野

第117号『懐かしさという名のコンテンツ』

夕暮れ時、JR亀戸駅の近くにあるショッピングモール「サンストリート」に出かけた。 知人との待ち合わせ時間までに少し間がある。 ぶらぶらと、そのモールを歩く。 外側から見れば、ごく普通の小規模なショッピングモールにしか見え

第116号『負けから学ぶ』

先日、某社のコンペで敗れた。 通常、コンペの場合、まず企業側から競合する数社に対し、オリエンテーションがあり、制作依頼の趣旨や要望など伝えられる。 それから1週間か、長くて2週間の間、喧々諤々の論議の末、黙々と命題に取り

第115号『逆説』

対戦相手チームの本拠地で戦う試合をアウェーゲーム、それに対し、自分たちの本拠地での試合をホームゲームと呼ぶ。 アウェーとはつまり敵地で戦うことである。 だから、応援にしろ気候にしろ食べ物にしろ全て条件が悪いということであ

第114号『メール』

事の大小に係わらず、メールで話しを済ますことが多くなり、日々、それが当たり前のようになっている。 メールで2,3度遣り取りしているうちにどうにも真意が伝わらず、往生することがある。 たとえば、「これでは困るね。」という否