第173号『50歳からの起業 – 3』

ー 弟の教え ー 2001年7月12日朝、一本の電話で事態が一変しました。 弟が3年間の闘病生活の末に永眠したのです。 長男である私の代わりに家業を継ぎ、地元の商工会や、地域の祭りなども先頭に立って動いていました。 誰か

第172号『50歳からの起業 – 2』

いま、私の仕事机の横に、壊れて動かなくなった一台のDELLのラップトップパソコン“INSPIRON‐4000“が置かれています。 2年前の暮れのことです。 スイッチを入れたまま、しかもフタを開けた状態で会議室のテーブルか

第171号『50歳からの起業 – 1』

ー Tからのメッセージ ー じつはこのことを書くには随分と迷いがありました。 極めて個人的なことであり、お話しすることにどれほどの意味があるのかと自問自答をしていたからです。 その気持ちがはっきりしたのは友の一周忌を迎え

第166号『余白あるいは間』

よく晴れた平日の午後、横浜美術館で李禹煥の「余白の芸術展」を観た。 大きな石ころと分厚い鉄板が置いてあるだけの彫刻。 キャンバスにわずかな筆跡があるだけ、あとは白く広々とした間がひろがる絵画。 自然石と鉄板が置かれた作品

第165号『デザイン魂』

雨のぱらつく午後、買い置きの電池とCD-Rを求めて、量販店に出かけた。 必要なものを買い終わり、ぶらぶらと店内を見て回る。 そして、PCのコーナーで足が止まった。 「iMac G5」 久々に欲望が湧いた。 はちゃめちゃに

第164号『ホワイトハンド』

今年の春、知人がメキシコとの国境の街に居酒屋を作った。 夜、僕たちは滞在していたロングビーチから車をすっ飛ばし、その居酒屋のある街、サンディエゴに向かっていた。 前方にある乾いた大地と黒々とした闇をライトが次々に照らし、