第257号『あたりまえということ』
ミャンマーに、いま世界の目が注がれている。 政府が招いた困窮に、僧侶と普通の市民が平和的な抗議行動を行った。 この抗議行動に対し、ミャンマー政府の対応は銃とこん棒での鎮圧だった。 そして、日本人ジャーナリストもその銃弾の
第256号『いただきます』
最近、めっきり外食が減った。 美味しくないのだ。 どこで食べても「塩っぱい、辛い、味がない」と思うことが多い。 食べてがっかりする。 だから、なるべく自炊する。 特に飲んだ翌日は、無性にご飯とみそ汁が食べたくなる。 アル
第255号『「もう」か「まだ」か』
先週末、第37回南房総市ロードレース千倉に出た。 昨年はハーフを走ったが、今回は10キロのレースにした。 今春、ひざの故障がたたり練習不足だったが、最近なんとか練習も再開でき、久々のレースだった。 海風は少し強かったが、
第254号『しあわせ』
朝、流れる雲を見ていたら、ふと弟のことを思い出した。 10年前の9月、3歳年下だった弟が「脳腫瘍」で9時間に及ぶ大手術をした。 手術後、左半身の麻痺、視野狭窄そして言語機能の障害がでた。 手術前、担当医からレントゲン写真
第253号『徹底的にやり抜く』
先日、友人N氏のライブ・コンサートに行った。 土曜日の昼下がり、人通りもまばらな御徒町。 しかし、階段を下り、地下にあるその小さなライブハウスに入ると、なんともいえない高揚感と緊張感に溢れていた。 「クィーン」のコピーバ
第252号『Cuba/Okinawa—サルサとチャンプルー』
日系キューバ移民をテーマにしたドキュメタリー映画『Cuba/Okinawa—サルサとチャンプルー』の試写会に行った。 監督は我が師、映画評論家の波多野哲朗氏である。 2000年に撮影開始し、2度のキューバ訪問と数回に及ぶ
第251号「新しき夢を」
格差社会の象徴ともいわれる「ネットカフェ難民」、この定住を持たない人たちが毎日、5,000人以上も漂流している。 その多くは、定職を持てず、仕事があっても時間給的な労働形態の人が大半だと聞く。 「ワーキングプア」、働いて
第250号「モチベーション」
今日、250号を配信できた。 気がつけば、ここまで5年と5ヶ月の時間が過ぎた。 したがって、500号は60歳をわずかに過ぎたあたりになりそうだ。 仮に500号をファンサイト通信の最後に設定してみた。 そして、それまでの間
第249号「1968年、夏」
1968年の夏、僕は始めて上京した。 今年のようにものすごく暑かった、そんな記憶が甦った。 実家の書棚にあった古い雑誌をパラパラとめくっていたら、栞代わりに挟まっていたメモを見つけた。 開いてみると、1968年8月のスケ
第248号「日記力」
会社を始めてからほぼ毎日、日記を付けている。 当初、日記を書くことに、それほど熱心だった訳ではない。 しかし、いま、日記を書くということは、自分の人生にとって重要な作業となった。 一冊の本との出会いが、日記に対する意識を