
第1036号『映画「テルマ・アンド・ルイーズ」を観た』
週末、横浜伊勢佐木町にあるシネマリンで映画『テルマ・アンド・ルイーズ4K版』(1991年度製作の作品であるが、当時のフィルムを4Kという解像度を上げた映像処理をして上映)を観た。リドリー・スコットは、僕の好きな監督10傑

第1035号『ZWIFT』
70歳の誕生日に、同じ趣味をもつ次男からZWIFT(ズイフト:屋内サイクリングアプリ)と連動するトレーニングマシンが送られてきた。しかし、そのマシンをセッティングもせず、長時間放置したままだった。理由は、昨年アキレス腱断

第1034号『ブランドの意味』
昨今、TVに映し出される政治家の裏金問題や企業のデータ改ざん問題など、謝罪会見での「すみません」という言葉が、薄っぺらでうわべだけのものにしか聞こえない。本来であれば、済むべきはずの事柄が、いまだに未完了の状態にある「済

第1033号『茶色のふわふわとした毛玉』
今朝、いつものように掃除をしていた。昨日とは打って変わってお天気も良かったので窓を開け、普段はスルーしてしまう棚の下や隅っこにもハタキを突っ込んでゴミやホコリを掻き出した。こうして、溜まっていた綿ぼこりと、クリップや輪ゴ

第1032号『2023年度私的映画ランキングその3』
いよいよ3位からの1位までの発表である。どれも派手でスペクタクルな作品ではない。いやむしろ、半径数キロの範囲で起きた日々の出来事を描いた作品ばかりである。日常生活にこそ、とんでもない物語が潜んでいるのだ。そんなことを、あ

第1031号『2023年度私的映画ランキングその2』
2023年度私的映画ランキングの2回目。このランキングを選定するために、記憶の振り返りやデータの見返しなど、意外と面倒なことも多い。それでもなぜ毎年、「私的映画ランキング」をやるのか?それは、いま現在での、自分の感度を推

第1030号『2023年度私的映画ランキングその1』
恒例の映画のランキングである。昨年度の特徴として、正月早々アキレス腱断裂もあって自宅でDVDやNetflixなどTVモニターでの鑑賞が多かった。当然、映画館での視聴方法とは、音量や音響効果、そして暗闇で集中することが出来

第1029号『あんこを作ってみた。』
歳を重ねて一番変わったものは、味覚かもしれない。例えば、刺身が以前のように美味しく感じない。なんだか生臭く、食感も、ぬるりとした舌触りが苦手だ。だから、魚は焼き魚にして食べる機会が増えた。さらに言えば、甘味。以前は酒の旨

第1028号『70歳までにやっててよかったこと』
先日、かつて勤めていた会社の後輩と食事をする機会があった。僕が40代後半、彼は20代半ばでの出会いだった。仕事のこと、家庭のこと、最近なんとなく考えていることなど取り留めもない話をした。時が経ち、気がつけば50代になって

第1027号『僕が学びで得たこと』
「グィーンと水に乗って進んでいる」。はじめての気分だった。「これだな!」と、ようやく掴めたように感じた。先日、プールでの出来事だ。 水泳が上手くなりたい。この思いを抱いて、数年になる。まずは、言い訳のような前置きをお許し