第317号『企業ファンサイトの行方』

先週末、新しい企業ファンサイトが1つ完成した。 これで、昨年末から数えて3つ目。 さらに、いま2つの企業ファンサイトの準備中である。 ここにきて、長年唱えている「企業ファンサイト」への問い合わせが多い。 8年前、ファンサ

第316号『お金の使い方』

世界同時不況の到来である。 多くの学者や評論家は口々に、回復するには数年あるいはそれ以上の時間がかかると予想している。 元来、モノを買うという行為そのものに、消費者は抵抗を感じている。 「こんなモノは必要ないのではないか

第315号『一年の計』

お正月休み、手帳と日記を読み返すのが恒例になりそうだ。 一昨年の業績が、あまりに不甲斐ないものだったことが、きっかけになった。 何が原因なのかもわからずイライラしながら新年を迎えた。 勿論、仕事量が少ないという、表層的な

第314号『矜持と諦観』

不器用なのか、仕事と遊びを分けることが出来ない。 仕事のなかに遊びがあり、遊びのなかに仕事がある。 与えられたすべの時間が仕事と切り結ばれている。 だから、仕事場は遊び場でもあると思っている。 これと似た場がある。 学校

第313号『怪物的なもの』

私たちの回りはあまりにも多くの哀しみや、憎しみが蔓延している。 リストラ、倒産、年金破綻の予感と老後不安、それを決定付けるかのような政治の無策と停滞。 そして、行き場のない怒りが幼い子供たちや無差別で荒唐無稽な殺戮行為へ

第312号『些細な方法』

朝、目が覚めると、なんとも息苦しい。 原因はわかっている。 ここ1ヶ月の間に、幸運にも立て続けにプレゼンが通った。 そして、忙しさが増し加わった。 身内の祭事や壊れたステレオプレーヤーを修理に出さなければならないし、PC

第311号『作法と躾け』

夕方、食事をしようと日本料理店に入った。 あいにく席が一杯だったので相席となる。 相席の客は30代前後の女性二人組。 注文をし、料理を待つ。 見るともなく、向かいに座る女性たちの動作が目に入る。 その一人が、野菜の煮物を

第310回『嫉妬』

久しぶりに週末、友人と食事をした。 楽しい時間はあっと言う間に過ぎ、終電ぎりぎりの電車に乗った。 車両はほぼ満員。 しばらくして、なんだか居心地が悪い。 理由は満員ということだけでなく、なんとなく周囲から苛立ちのようなも

第309号『共感(empathy)』

例えば、食べたことのないものや、訪れた場所の印象を人に伝える時、どう言えば良いのだろうか。 「上手く言えないのだが」「筆舌につくしがたい」「言葉にできないが」こうした言い回しもある。 しかし、これでは何も伝わらない。 い

第308号『出し惜しみ無しの法則』

青森県つがる市は津軽平野のほぼ真ん中に位置する本州北端の市である。 木造町、柏村、森田村、車力村、稲垣村と1町4村の合併、いわゆる平成の大合併によって誕生した。 今回、つがる市商工会主催の「経営革新塾」という勉強会の講師