第377号『光明』
映画「フローズン・リバー」を観た。 コートニー・ハント脚本/監督の本作品は、08年のサンダンス映画祭グランプリ獲得をはじめ、09年アカデミー賞オリジナル脚本賞にもノミネートされた。 現在、アメリカのインディペンデント映画
第376号『現在過去未来』
35歳、人生70年として丁度折り返しに立ち、これまでの来し方を俯瞰してみる。 そして、これからの行き方に想いを馳せる。 人生、このままでいいのかという自問。 35歳前後に、人を襲う迷いを「ミッドライフクライシス」と呼ぶ。
第375号『仲間づくり』
小さな規模ではあるが、SNSを1つ運営している。 お料理と、おもてなしやパーティが大好きな人たちが集まるコミュニティサイトである。 もともと、お料理研究家の友人を応援しようと、妻と相談し、始めたものだ。 先日、このサイト
第374号『「風邪の効用」再読』
先週、金曜日知人の退職祝いの席で、なんとなく体の怠さを感じた。 そして間もなく、悪寒が走る。 この時、確かに風邪菌が体内に入ったと感じた。 2次会には出ず、帰宅し床に就いた。 久しぶりに、土日と予定もなく、まるまる時間が
第373号『「井上有一遺墨展」を観た』
みぞれ混じりの雨が降る日、隅田区のリバーサイドホールにて「井上有一遺墨展」を観た。 井上有一(1916年〜1985年)、書家。 海外での評価は日本以上に高い。 特に書法の国、中国での評価は突出している。 ルネッサンス以降
第372号『映画 インビクタス 負けざる者たち』
週末、久々に映画を観た。 クリント・イーストウッド監督作品『インビクタス 負けざる者たち』。 昨年は、「グラン・トリノ」「チェンジリング」と傑作を連発し、その力量の凄みと厚みを改めて感じた。 そして、今作品でもイーストウ
第371号『100人プレゼン法』
ほぼ毎日、自己満足的なアイデアを思いつく。 大概は、思いつくだけで忘れてしまうか、自分で却下してしまう。 しかし、そんな中で、渋とく生き残るアイデアもある。 決まって、生き残るアイデアには共通する行動が伴っている。 それ
第370号『絆再生プロジェクト』
有楽町西武、吉祥寺伊勢丹、四条河原町阪急など、百貨店の閉鎖が止まらない。 伊勢丹吉祥寺店では、衣料品の在庫が集積し、あたかも「アウトレット」のような店内に連日買い物客が溢れた。 わずか1ヶ月間の閉店セールで、前年の2ヶ月
第369号『みぢゃげど』
ビクターエンタテインメントのプロデューサー、牧元裕之さんとの待合せで、谷中にある料理屋に向かった。 はたしてこの道で間違いないのかと、少し不安なりながら、地図を片手に15分ほど歩く。 街灯も疎らな細い路地沿い、藍染めの暖
第368号『3分間プレゼン』
どうしてもアプローチしたいと思っていたメーカーの役員に、幸運にもプレゼンをする機会を頂いた。 入念に準備し、その場に望んだ。 ところが、プレゼンが始まってすぐ、緊急の連絡が入った。 秘書からのメモに目を通した後、役員の表