第407号『2010私的本ベストテン』

映画ほどではなが、本も好きだ。 ただ、読むのが遅い。 かといって、「速読のすすめ」なる方法で効率よく読むというのも、いま一つ気が進まない。 遅読の理由は、意馬心猿のごとき邪念が跋扈し、集中力が欠落しているからだろう。 と

第406号『2010私的映画ベストテン』

映画が大好きだ。 なにしろ、最初に就職した先が「ロマンポルノ」真っ盛りだった頃の日活撮影所。 ただ、この時代の映画業界は斜陽産業の真っただ中で、ほろ苦い思い出でもある。 ともあれ、いまも劇場へ出かけたり、レンタルしたDV

第405号『友への弔い』

畏友T君が、自ら命を絶って7回目の冬を迎える。 高校入学早々、同じクラスで席次が1つ前という偶然の出会いだった。 病気のため、遅れての入学だったこともあり2歳年上の兄貴のような存在だった。 映画、音楽、文学、政治経済と様

第404号『古酒豊潤』

先週、3年間使っていた携帯電話をiPhoneに換えた。 併せて、i文庫を購入した。 あまり言いたくないが、この手のモノには懐疑心と苦手意識がある。 でも、「電子書籍」というものを試してみたいという好奇心が沸き起こった。

第403号『ごめんなさい』

大切な人を怒らせてしまった。 電話でなく、直に会い謝りたかった。 でも、その日バタバタしていて、予定もすでに入っていて・・・。 なんだかんだと、理由をつけて先延ばしにした。 すまないという気持ちを伝えるには、早ければ早い

第402号『お気に入りの道具』

ほぼ毎朝、まるで儀式のように続けていることがある。 水を飲む、ストレッチをする、珈琲を淹れる、日記を書く。 この小さな1つ1つの動作を支えてくれているのが、お気に入りの道具たちである。 水を飲むためのグラスは、友人のガラ

第401号『簡単なものほど難しい』

先週、荒川の河川敷で行われたロードレースに友人たちと出場した。 5月の山中湖マラソン以来、久々のレースで少し不安だったが無事10キロを走りきった。 気温が高かったからか、いつまでも吹き出る汗を拭いながら銭湯へと向う。 北

第400号『ありがたい』

新しい靴を1足買ったら、古い靴を1足捨てる。 いつの頃からか、それが習慣になった。 次々に新たな欲望がかき立てられ、与えられ、刺激を受ける。 あれもこれもと欲望が先走る。 何かを欲しいと思うことは悪いことではない。 手に

第399号『夢の扉をこじ開けたいーその2』

ちょっと割高だけれど、きちんとした商品を届けるためにはどうすればいいのか。 もはや、お客様はただ欲しい商品を消費するためにだけ買うのではない。 その商品の購買を通して、企業や生産者を応援し、社会活動として参加したりもする

第398号『夢の扉をこじ開けたいーその1』

去年の暮れ、お料理教室を主催する先生と、その生徒さんたちが集まるコミュニティサイト「andparty(アンドパーティ)」をオープンした。 このサイトについてはこれまでほとんど、なんの告知もしていない。 それにも関わらず現