第417号『返信メール』
禍福はあざなえる縄の如し。 先週、この2つの出来事があった。 嬉しい縄は、倅、川村元気が企画・プロデュースした映画「告白」と「悪人」が日本アカデミー賞でしのぎを削るなか、この2作品がほとんどの賞を獲得した。 多くの方から
第416号『SONG「浜町アトリエ」』
60個以上あった段ボール箱もようやく片付き、横浜金沢アトリエが本格稼働しはじめた。 住めば都、なかなか居心地が良い。 実は今回の引っ越しで、妻と小さな諍いがあった。 1月中旬、浜町アトリエから横浜へ荷物を運ぶことが決まり
第415号『それでも映画が観たい』
ワラワラしている。 ワラワラってどんな状態かというと、バタバタ×オロオロ+イライラ。 引っ越しの余波で、いまだに周りは段ボール箱の山。 どこになにを仕舞い込んだのか判然とせず、必要なモノが直ぐには見つからない。 加えて、
第414号『育て方の流儀』
ファンサイトのメンバーだった田中滋君の結婚式があり、出席させていただいた。 Jリーグチァマン、大東和美氏の後を受けての来賓挨拶という、分不相応な役を仰せつかり、久々に脈拍が早くなる思いをした。 それでも、なんとも気分の良
第413号『ポジショニング』
いよいよ今週日曜日、引っ越しである。 引っ越すのに、もっとも合理的な方法を考えてみた。 1. いまの家具類をすべて破棄し新規のもので揃える。(引っ越しとは言えないか!?) 2. スタッフと友人たちに手分けしてお願いする。
第412号『釈然としない』
引っ越し準備に伴って、本を処分した。 その後日談である。 友人の朝日オリコミ、戦略本部本部長補佐鍋島裕俊氏から古書店往来座を紹介された。 翌日、担当の方がふたり訪れ、堆く積んだ本をまずはキレイに並べかえた。 背表紙を見て
第411号『取捨選択』
あけましておめでとうございます。 年末、憂鬱な数日を過ごしていた。 というのも、今月末にアトリエの引っ越しを決めた。 その最大の難関、本をどうするかで頭を悩ましていたからだ。 ともかく、いま現在も積もりに積もって足の踏み
第410号『前へ進む』
来年2月から、アトリエを浜町から横浜に移し、ヘッドオフィスを神田錦町河岸に置くことにした。 移転は創業以来これで3度目。 理由は、秋から売り上げがなかなか戻らないことと、加えて、新規事業を軌道に乗せるには、もう少し時間が
第409号『負けるが福』
毎年、3つか4つ、ロードレースに参加する。 それもここ数年、ほぼ同じ大会に出場して同じコースを走る。 5月の山中湖ロードレース、9月の南房総千倉ロードレース(今年は千葉国体で中止になり、変わりに荒川土手でのタートルマラソ
第408号『神は細部に宿る』
先週末、埼玉近代美術館で開催している「アンドリュー・ワイエス展 オルソン・ハウスの物語」を観に行った。 昨年、91歳で亡くなったこの画家の作品に初めて出会ったのは、竹橋にある国立近代美術館だった。 1974年の春、大学4