第587号『旅』

妻と夏の終わりに、秋には旅に出ようと話していた。 そして先週、松江・出雲・広島と巡ってきた。 ボクたちの旅は綿密な計画もなく、なかば行き当たりばったりのゆるい道行き。 初日、快晴。 羽田から米子鬼太郎空港へ。 レンタカー

第586号『仕事。』

雨の朝、ふと、昨年亡くなった父が10月生まれだったことを思い出した。 父は、70歳を過ぎても仕事を続けていた。 腕のいい時計修理の職人だった。 高級腕時計の分解掃除や修理の仕事ができる職人がめっきりと減り、そのた めか高

第585号『手帳の効用』

台風が去り、10月も半ば。 気がつけば、今年も残り4分の1を切った。 そろそろ、来年の手帳を用意する時期である。 元気がないときこそ、手帳が役に立つ。 ボクの手帳は、単に予定を記すだけではない。 起床時間、就寝時間、食事

第584号『友への詫び状』

先日、友から指摘を受けた。 久々に会った食事会で。 ただ憮然と言葉もなく黙々と飲み、食べているボクに、もう少し楽しそう にしろと。 そして、少し気まずい気分を残して別れた。 もちろん、友と酒を飲み交わすことは、楽しいし、

第583号『仲間の存在』

9月28日 日曜日 晴れ。 この日、今年最後のトライアスロン大会に出場した。 会場は、横浜八景島。 横浜アトリエからはバイクで10分ほど。 いわば、ホームグラウンドでのレースである。 横浜という大都市でありながら、ここ数

第582号『「ファンサイト」を伝える-3』

13年前の起業時、ファンサイトという会社名を付けたこと事態、運命としか言 いようがない。 実は、ファンサイト以外にもいくつかの社名候補があった。 ・デジアール ・デジタルファンサイト ・デジファン いまとなっては、陳腐で

第581号『「ファンサイト」を伝える-2』

マーケティングとは何か。 一言でいえば、「顧客に、サービスや商品をより効果的に届けるための全て の活動」のことである。 ここ数年、インターネットでのマーケティング手法が、まるで季節ごとに入 れ替わるファッションショーさな

第580号『「ファンサイト」を伝える-1』

8月22日金曜日13時30分、快晴。 この日ボクは、夏日が容赦なく照りつける東急田園都市線鷺沼駅前にいた。 ここで、ファンサイトの仲間たちと落ち合い、横浜市都筑区にあるオンワード 総合研究所へと向かう。 タクシーで10分

第579号『アスリートとして』

昨年暮れから月2回、トライアスロンの個人レッスンを受けている。 ある日ふと、60歳を過ぎて、あとどれくらいこの競技を続けることが 出来るのだろうかと思った。 困難だけれど、ゴールした時の達成感は他のどんなスポーツに比べて

第578号『夏の終わりに』

夏は野心で始まり、挫折に終わる。 その心は、あたかも永遠に何を幾らでもしていいという開放感と、終わってみれ ば、それが幻想であることに気付かされ、現実に引き戻される時の寂寥感に打ち のめされるということを・・・。 それで