第256回 「南部市場まつり」 復興支援の火は消えないぜ!

復興のサンマ。
復興のサンマ。

先週の日曜日は、地元横浜金沢区の南部市場にて「よこはま南部市場まつり」が開催されました。
昨年の震災を通じて知り合った市場の要請で、無料配布のサンマ焼きを含むまつり運営ボランティアで参加しました。

昨年よりも募集が遅れ、懸念されていたボランティアも、フェイスブックを通じての声掛けで、50名近くの人が集まりました。
しかも、私が以前勤めていた学校の教え子がお母さんになり、小学生と幼稚園の二人の姉妹、そしてお友達のご夫婦二組+4人の子供を連れて参加してくれました。それこそ10年ぶりくらいの再会が復興支援のイベントとは。
しかも昔にはいなかった二人のかわいい娘を連れて。これにはジーンときました。

さて、怪しい空模様の中祭りが開始。女川・気仙沼から届いた5000匹のサンマの炭火焼き作業は匂い、熱とともに過酷な作業です。
フェイスブックでこれまた仲良しになったSさんは、なんと始発電車で板橋から来てくれ、サンマ焼き担当に。
それでも汗だくになって焼くその姿は、まさに「生きてる充実感オーラ」が溢れていました。

FB友Sさん。始発で板橋から来てくれた。
FB友Sさん。始発で板橋から来てくれた。

また場内の特設ステージでは、横浜発日本初のプロドラマーパフォーマンス集団「鼓和」はじめ、数々のすばらしいパフォーマンスが。
鼓和は、あるご縁で私がほれ込み、ここ3カ月でJリーグ横浜マリノスの試合前ステージ、横浜青年会議所のイベントとこの南部市場まつりと、すでに3つのイベントへブッキングさせてもらいました。横浜を代表するパフォーマンス集団として応援していきたいと思っています。

プロドラムパフォーマンス集団「鼓和」。雨がギリギリもってくれた。神様ありがとう。
プロドラムパフォーマンス集団「鼓和」。雨がギリギリもってくれた。神様ありがとう。

私と妻は当初ステージ担当でしたが、気がつくと去年から支援している女川のブースが「売れていない」との情報が。
妻を残し、売場へ向かいました。とにかく人はいるのですが、市場だけあって威勢のいい声を出さないと周りに負けてしまう。
市場の友人Oさんの声掛けで気合一点、私は販売テーブルの上に立ちあがり、「はいいらっしゃいいらっしゃい!!!」の声掛けをすることに。

市場関係者に負けじと大声で売込み中(笑)
市場関係者に負けじと大声で売込み中(笑)
そこで一緒に販売していた教え子とお友達に「一緒にやろう!」と声をかけたら子供たちが段ボールの値札を手に台へ登り、「いらっしゃい!!」と声をあげて売り始めてくれました。このかわいい姿を見てください。
強力なちびっこ販売チーム。右端に注目。
強力なちびっこ販売チーム。右端に注目。

おかげで終了前には販売商品が完売、「完売です!」という声とともに大きな拍手。子供たちの満足そうなまなざしが今も浮かびます。

そんな感じで怒涛のように過ぎた5時間、まつりは大盛況で終了。今年も雨を吹き飛ばしました。
終了後恒例の記念撮影。来年の再会を誓い、会場を後にしました。
そしてシメは、仲間8名で下町杉田の銭湯へ。サンマの匂いを洗い流し、うまいビールで乾杯。

いつも思うのですが、震災復興のイベントに参加すると、こんな世の中もまだまだ捨てたもんじゃない、ということを感じ、そして復興支援といいながら、その活動を通じて自らの自己実現を実感し、逆に元気づけられているということなんじゃないかと思います。
まだまだ被災地は復興の途中。これからはあの声を上げてくれた子供たちにこの思いを伝えていくことも私たちの役目だと思っています。

印象的なみんなの笑顔。また会いましょう!
印象的なみんなの笑顔。また会いましょう!

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