第211回 いのりをつなげていく日々

秋空

秋空

あれだけ暑かった夏も、猛威をふるった台風の後いきなり影をひそめ、秋へと突入してきました。

のろのろとした歩みで日本を踏みにじったそれは、大規模な河川の氾濫と土砂崩れを各地で起こし、100名を超す死者を出し、被害総額は300億円以上だとのこと。私も3月11日のあの日に続き、2度目の帰宅難民になりそうな思いをしました。

まだ今年は終わっているわけではないですが、折り返しといわれる10月を前に今年を振り替えると、地球から「人間としてどう生きるの?」という問いを突き付けられる出来事が本当に多かった年として記憶されるであろうことは間違いありません。

このブログにおいて何度か書いているかと思うのですが、これは本当に偶然ではなく、人間の「おごり」に対して目に見えない何かの力が働いているとしか思えないのです。
そしていま、その問いに関して私達みなが答えを自分たちなりに出していかねばならないと考えています。

その意味においては、私としては今までそんなことを四六時中考えてこなくてもよかった、という時代はもうないのだという事実を厳しく受け止めつつも、その流れをどこかで臨んでいたのだということに気がついています。
それは、この半年の間に私の周りで起こっていることが、人生の折り返し点付近を走る私にとっても大きな方向性を決定づけるきっかけになっていると感じるからなのです。

震災を期に繋がった新しい人との出会いと今までお付き合い頂いている方々との融合や化学変化、そしてそれに伴ういろいろな変化。
その実感を通じて、私に関わってくれた多くの方々に本当の意味での幸せが降り注いでほしい、そんないのりをつないでいこうと感じています。

また明日から少しずつ進む毎日が始まります。これからも末長くお付き合いのほどよろしくお願いいたしますね。

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