70代も後半の母親が何を思ったか突然携帯で「ブログを書きたい」と言い出しました。
新しいものに挑戦したりする意欲が旺盛で、そこは本当に尊敬しておりますが、パソコンに触ったことのない彼女に携帯の操作とインターネットの操作を一緒に教えるのはなかなか難しいものです。
ただ赤ちゃんが生まれたばかりの知人のブログをお気に入りに入れてあげて、日々成長する様子を読んで喜んでいるのを見るとネットの素晴らしい価値を伝えることができてよかったな、と思います。
私が大学卒業のころにようやくゲームではない「パソコン」が普及し始めたわけですが、その後生まれた人たちは「デジタルネイティブ」と呼ばれ、物心ついたころからデジタルツールが身の回りにあるわけで、それこそない人達とのいろいろな「差」はあまりにも大きなものだと思うわけです。しかもそのデジタルネイティブも大きく分けて2世代に分かれているそうです。
しかし、今や社会の中核を担う人がこれだけ多いデジタル社会になっていながら、反面私達の学生時代には多数派とはいえなかった「農業をやりたい」という若い人たちも増えてきているという流れも非常に興味深いものだなと思います。
技術革新のスピードを人間と犬を比べて、犬が7倍速いことから「ドッグイヤー」と呼ぶそうですが、それだけ早く情報技術が変われば、それをきっかけにその他の価値観のイノベーションが起きるのは当たり前の話ですよね。
そんな中、自分の置かれているポジションを振り返ると、いかにも中途半端なところにいるんだなあと思うわけですが、あまりそれに踊らされずに、デジタルネイティブではないなりに活かせる部分は何だろうと考え貢献していきたいと思います。