
勝ちましたね。日本。岡田監督はじめ代表選手の皆さん、本当に感動を与えてくれてありがとう、心から感謝します。
彼らのストーリーに劇的な感銘を受けるのは、本番までに1勝もできず、正直なところ周囲の期待をあまり受けてこなったという反動と、過去のW杯における日本代表の戦い方とは一線を画した、というか進化した戦い方をしてきていると実感できるところではないかと思います。
ベテランである闘莉王選手や中澤選手はもちろんですが、今回の代表である若手の本田選手や松井選手、川島選手のなんとしっかりしたことか。
自分が同い年の頃を思い出すのが恥ずかしくなるぐらいですが、一流アスリートとしての意識の高さを差し引いても、大きな意味での世代交代、いうなれば進化した日本人の姿を彼ら若手選手に感じられた方もいらっしゃるのではないでしょうか。
ともすれば暗く、病的に蝕まれた日本人のニュースが多い中、本当に彼らの功績は大きい。このままいけるところまでサムライ達には頑張ってほしいです。
話は変わり、サムライブルーの感動と比較してあまりに対照的な「国技」大相撲の不正。日本相撲協会のもつ閉鎖的な組織の中に巣くうドロドロと淀んだスキャンダル報道を並べて書くのもおぞましいくらいです。
どうしてここまで劇的な対比が同じ時期に起こっているのか、まさにこれからの日本を象徴しているような事象だと感じます。
さらにタイミング的に不思議な符合の一致で、総選挙も始まりました。
鳩山氏の「おぼっちゃま政治」が結果的に現実の壁にぶち当たり、今度の選挙は民主党の真価というよりは日本国民の政治意識が問われる選挙になると思います。
非科学的な根拠のない事象にはあまり興味がない私ですが、一昨年くらいに「2012年には人間のタイプが二極化する」というようなことを知人から聞いて以来、あながちデタラメでもないように感じています。いろんなことがハッキリと判断できるように分かりやすくなってきているという感じなんですね。
そう考えると、私の回りに起こっている事象も、その「法則」に従って色あいが強くなっている気がします。物事に対する判断もくっきり分かれてきており、そして自身の判断に対して客観的かつ冷静にそれを見極める為に必要なトレーニングの重要性を強く感じているわけです。
若きサムライ達からもらったエネルギーで冴えた頭で、この1年ほどのあいだにいろいろな意味での「分岐点」が来る、そんなことを感じている朝です。