第150回 「コスモゾーン」

100423

まずはお礼です。

気がつけば拙ブログも150回を迎えることができました。ご拝読頂いている皆さんに改めてお礼申し上げます。引き続きお付き合いのほどよろしくお願いします。

さて、1日で10℃ごとに気温が変わるような毎日、みなさんお元気でしょうか。

気候も含めすべての事象が今までの価値観に対してガラガラと崩れていると

いうことを象徴するような毎日ですね。

そんな中世間を賑わせている、女性宇宙飛行士の山崎さんが無事帰還したという話題もさることながら、個人的には上空600キロに浮かび、天体の写真を撮り続けている「ハッブル望遠鏡」の特集番組をNHKで見て、宇宙のスケールの大きさに改めて衝撃を受けました。

番組によるとハッブルは2010年の稼働20周年を迎えるにあたり、昨年大規模な修理を実施し、その寿命が2014年まで延びただけでなく、大幅な性能向上により、より鮮明な画像データを撮影できるようになったことで、人類が実証できる「宇宙の年齢」がさらに延びたそうです。

参考:NASA “20 years of Hubble” http://qurl.com/4r3by ハッブル稼働20周年を記念したNASAの写真集。壁紙も取れます。カッコよすぎですからぜひ覗いてみて。

あとこれもかなりすごい。”Hubblesite Gallery” http://hubblesite.org/gallery/

現在ハッブルが捉えた星で最も古いとされているのものが「131億光年」前で、それが人類が計測できる宇宙の年齢として認知されているとのこと。

ご存知かと思いますが、「1光年」は光の速さ「光速」で1年かかる距離。

ではその光速とはどれくらいか、といえば真空間では約30万キロ/秒といい、わかりやすく言えば「1秒で地球を7周半」できるくらいの速さらしいです。

その光速で131億年・・・・。もうそれだけで考えることをやめたくなるくらいスケールが大きな話ですよね。

宇宙のイメージに関する私のバイブルに、故手塚治虫氏の火の鳥 未来編がありますが、それによるとミクロからマクロまですべて生きているものは「宇宙生命体(氏はコスモゾーンと命名)」であるという考え方に「まさにこれこそが真理なのだ」と子供の頃から固く信じています。

医者としてミクロの世界をも見てきた氏の仮説はあまりにも説得力があり、ハッブルなどの進歩によりそれが事実であると証明されつつあるところに、今と違って全くそんなもののない時代からそれを想像し明示していた氏の偉大さを感じます。

なんだか宗教チックに感じられるかもしれませんが(笑)、毎日全ての事象が激変することが普通になってきている生活の中で、私たち人類が各々チマチマしたしがらみに捉えられて生きることのちっぽけさよりも、それだけ大きな宇宙の中で、チリより小さなこの星の生き物である私たちが、そこまでのことを分かるようになったことの凄さを心から喜んで生きていきたい、そう思います。

お知らせ

いよいよ来週から連休ですね!

それに伴い、ファンサイト通信もお休みさせて頂きます。

4月30日、5月7日はお休みです。

5月14日(金)The Value of Life 第151回 をお届けします。

2件のフィードバック

  1. wao^0^
    ここのブログも、濃密で良いね☆

    火の鳥は、凄い宇宙観でしたね!!

    萩尾望都さんの「スタートレック」「11人いる」「百億の昼と千億の夜」も、望遠鏡からの景観に合います♪

    ピース・ボートとも連携してたんだ^0^偉い!!

    法政は大物の知り合いが多いよ◎
    個々の独自性が高い・・・
    母は、通信で法政OGです。

  2. どんちゃんコメントありがとう!遅くなってすみません。
    火の鳥、あの時代にあの想像力でそれを表現できる力を持っていたということが信じられません。ホンマにすごい!

    お母さん、法政出身だったのですね。大物の知り合い、紹介してください(笑)

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