第75回 ヤングライオン

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かなり昔にどこかでこのコトバを聞いて以来このコトバのファンです。
直感的に若さと力強さを感じる響きが気に入って、それ以来好きなのです。

ネットの百科事典「ウィキペディア」で検索したら、このコトバはどうやらある
プロレス団体の若手のことを指すようですが、私のいっているのは彼らのこと
ではありません。
私の勝手な定義では、特定の人を指しているのではなく
「骨っぽい若々しい奴ら」という意味で理解しています。

今日たまたま食事をした地元のつけ麺屋で、20代前半~半ばとみられる店員さんが
活気よく働いていました。
駅のそばでできたばかりのその店は、入り口に見えるところに製麺機を設置し、自家製麺の
つけ麺を売りにしている店です。
てきぱきしながら声を出し、活気のある店内には入れ替わりお客が来てその店の人気ぶりを
感じました。 味もうまい。

でもこういうチェーン店もあるし、どうなんだろう、と思って若い店長に話を聞くとあくまでも
その店が一号店で、彼がやとわれ店長ながら製麺までやっているとのこと。
平日は20キロ、週末はなんと40キロの粉を使って麺をつくるそうです。

その話し振りはビシッとして礼儀正しく、とても好感がもてるものでした。

あるお客様の社長から聞いた話ですが、外食産業の人材確保はとても困難だそうです。
キツイ仕事だし競争が激しくうまくて当たり前、接客も調理もしなきゃいけない。
また人の生存を支える立派な仕事であるのに、食の仕事をあまり認めていない
親御さんも多いし、若い人でもそのような人が多い、とその社長さんはいっていました。

そんな中でビジネス的にも、全て同じようなチェーン店ばかりになっていく外食産業の中で、
今日の店は確かに「ヤングライオン」がいました。

どんな仕事であれ、その仕事に誇りをもって一生懸命やっていくことで実力をつけ、そして周りを巻き込んでいくのだと思います。
私も社会ではまだまだ未熟。私もまだまだ若い!と都合よく解釈して多くのお客様や先輩方にも
「こいつはヤングライオンだな」と思ってもらえるよう精進していきたいと思います。

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