第66回 sinken

070713

「sinken」はやはりよい言葉です。

「真剣」とも読みます。

もちろんこちらも大好きです。
この言葉の意味と文字のマッチングも最高だと思います。

 でもやはり「sinken」が今回はぴったりとくるのです。

帰る道々考えました。

ヨガの悟りのようなやさしさ、協和や調和をベースにしたものの考え方と、
野球などのスポーツに見る、人間が本来もつ競争心や向上心などは、
ある意味異質のもので、そこにはやはり違いがあるのかと。

どちらもすばらしいものだ、と思いました。

第1回ワールド・ベースボール・カップのドキュメント番組をみたのですが、
事実に基づいてのものだけにとても面白く感動的なものでした。

結果は御存知の通り、日本の優勝という最高の結果で終わるわけですが、
その中でもとにかく最後の最後までイチロー選手の存在や言動、そして結果は
どこまでもパーフェクトに近いものがあるなあ、と。

そしてその目はまさに「sinken」というしかいいようのない鋭さがありました。
彼がアメリカに渡って、そして世界に残した軌跡は、ナショナリストでないにしても
同じ国に生まれ、同じ米を食べて育ったものとして誇りに思っても間違いはないと思います。

相手がどこのだれであっても常にベストを尽くし、まさに己の道を究める「サムライ」の目は、
やはり他の言葉が見当たらない。

そして私の周りにはsinkenな人がいます。皆さんに刺激を受けています。
 その人なりにその人なりのsinkenでやっているのだと思います。

常に大きなところでゆったりと構えながら

 信頼とか調和とか平和とか平穏とかが
根底に流れてはいるのだけれど、

ときには
 充実とか気迫とか向上とか競争とか気合とかも
もちろんあって

 そして、「sinken」でいけるような、そんな人間になりたいものだなあ。

P.S この写真を皆さん御存知ですか?ご存じない方は「7つの奇跡 ハッブル望遠鏡」で検索してみてください。

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