第62回 白い

070615

書きたいこと、書こうとすることは頭にあるのだけど、なぜかキーボードに向かう気がしないときがある。

気がつくともう2時30分。この仕事ではよくあること。これでいいとは全く思っていないけど。さあ、何を書こうか・・・

ラップトップに開いた白紙の状態のメモと、メールの書いてない画面が二つ重なって、かなり明るい白い光が目に飛び込んできた。

直感的に決まって書き始めた。

先日友人の結婚式で司会を無事にすませることができた。本当は今回「光栄ということの意味」みたいなタイトルを考えてたのだけど、違った。

会は本当に楽しかった。親族の方や新婦のお友達、ワタシの「カミ」を突っ込むことを楽しみにしている悪友も、暖かくつたない司会を見守ってくれ、応援してくれる空気が流れていて、途中からはリラックスしてとても楽しんだ。

当日まで何回か打ち合わせをし、彼らの友人と会食したりして交流したこともとても楽しかったし、何より今回の本番に際して彼らとも本当に友達になれたと思う。それは司会という仕事をさせてもらった私の「役得」だと思っている。

今自分にできることは何だってやるべきだと思うし、やれることに感謝をしていきたい。何かをやりたくてもできないことはあるし、それをすべき環境に自分がおかれていないということだってあるから。

今の自分がどんな生き方をしているのか、と考えることがよくある。誰だってそれを考えながら、もしくは考えようとせずに揺らぎながら泳いでいる、と思う。

しかしそこで人が出会い、お互いがお互いを影響しあい、助け合って、時には喧嘩もしながら何かを創り出し、喜びをシェアして、悲しみを乗り越えることがエネルギーになって人は生きていくのだと思う。というかそういうふうに生きていきたい。

いろいろな場面で起こるいろいろな出来事が、人にどんな影響を与えるのか。
ここで自分自身と、そしてこのチームのことを考えたときに、私が関わった人たちに対してどんな価値を提供できるのかを考えているし、これからもそうしていきたい。

こんなことを書いてよく恥ずかしくないな、という自分がいないわけではないし、出すぎたことを書かせてもらっていることは分かっている。
この文章は今、お客様をはじめいろいろな方が読んでくれていることを、最近になって今更ながらに自覚したから、尚更そう思う。

でも、それを書いていったり伝えたりしていくことで、どんなにささいなことでも、ほんの少しでも、人が今日私が「白い!」で何かしらのスイッチが入ったことのような影響を与えることができたらそれは意味があることだと思っている。

・・・・・・・

結婚式当日は本当に新郎新婦の行いがいいのか、絶妙のタイミングで雨を避けられた。本当にすばらしい展開だった。皆がハッピーでピースフルないい時間だった。
結婚式に限らず、そんな時間をできるだけ多くの人と過ごすことができるようにまた頑張ろう。晃生、メグちゃん、おめでとう。

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