
先日テレビで「脱サラ起業家 第2の人生」みたいな企画をやっていました。
ご覧になった方いらっしゃいますか?
3人の脱サラの社長さんがそれぞれそば、パン、ラーメンという店を開業するまでの経緯と、その後のステップを金額も詳細に明示したストーリー仕立てでした。
普段はひとつの番組を終わりまで見ないし、見るとしてもCMの間はなるべく飛ばすくらい「テレビ流し見」の私ですが、めずらしく最後まで見てしまいました。
ラーメン屋さんは田町のお客様の近くにあり、昨日打ち合わせの帰りに寄ってみたところ「スープが無くなってしまった為今日は終了します」との貼り紙。しかも路地裏にもかかわらず、他にもテレビを見たであろう通行人の人が「あ、あそこだ・・・」みたいなことを何人かいいながら歩いていきました。
視聴率はそこそこだったのでしょう。わけは番組の構成が上手だったからだと思います。3店舗を順に紹介しつつ、開店から数ヶ月の売り上げはどうか?を番組の最後まで持ってきているから、どうにも気になるわけです。しかも協力したオーナーさんも家族との交流やお金のことなどかなり仔細に公開していたのも大きかった。作り方が視聴者を離さないようにしていましたからね。
しかしテレビ側にしてみると複雑では。それは私はCMを見てないからです。私は朝の準備中、CMがうるさくて大嫌いなのでもっぱらNHKしか見ません。またせっかちですがテレビの間のCMはなるべく他のチャンネルを見るチャンネル魔です。あたまにくるのは長編の映画やドラマの「ここまでの放送は・・・」「ここからの放送は・・・」のスポンサー切替による長々CM。いまどき映画でも休憩なんてないのに。
テレビが広告=CMで成り立っている以上、テレビ側の方、スポンサー企業、代理店の方は大変なのだろうけど、これだけウェブが情報収集のための人々のツールとして浸透している以上は以前と比べたら変化があるのはどうしようもないのではないかと思います。
しかし、おもしろいCMは話題になるまではいかないまでも、多くの人々に残るものもありますよね。
テレビは、数が多すぎて見つけてもらうことが大変なウェブとはまた違う「やり方次第」が存在するわけですね。私と同じように田町の路地をうろうろする人が多いのを見て、まだまだテレビの影響力は大きいと昨日実感しました。どんなに見てもらえるような番組やCMをつくるか、そこが「やりかた次第」なのだな、と思います。