いまの日本が直面している政治の問題は選挙という直接行動だけでなく、そもそも民主主義を理解していないことからではないか、というところから友人たちと始めた「YOKOHAMAデモクラシー道場」。
第1回はジャーナリストとして東京MXTVアンカーの堀潤さんをお呼びし、2回目は番外編として参加者同士のディスカッションを行いました。
正直なところ予想していた以上の反響があり、神奈川新聞にも掲載。多くの人が現状に対して自分の考えをしっかり持ちたいと思っているのだなあと感じました。
そこで今回、第3回目を開催しようということになり、ゲストをどうするかという話のなかで、私はどうしてもある方の話を聞きたいと思っていました。
その人は伊勢崎賢治さん。
「紛争解決請負人」と呼ばれ、アフリカやインドネシアなど、内戦の絶えない地域へ国連軍と共に入り込み、軍事活動を除き、武装解除から民主主義を成立させるための一切合財を取り仕切るという、想像できないタフな仕事を現在もされている方で、現在は東京外国語大学教授として教鞭を取りながら、ジャズトランペッターとしても活躍されています。
先日は、自衛隊のインド洋海上補給支援活動やイラク派遣などの立案にも携わった元防衛官僚の柳澤協二氏と安部首相に対して、日本の防衛に対する提言書を出されたりしています。
そして今回、彼に打診をしたところ二つ返事で快諾をしてくれ、6月27日(土)に、横浜で「ジャック」の相性で親しまれている横浜市開港記念会館で「YOKOHAMAデモクラシー道場 Vol.3」のゲスト講師として来ていただけることになったのです!!!
今の日本で繰り広げられる、特に戦争についての議論は「戦場の、戦争の現実を知らない机上の空論」ばかりが白熱している気がします。
自戒をこめて、私は本当の戦場、しかも現在起きているいまの戦争の姿をその目で見ている彼に「喝」を入れてもらいたい、そう思っていたのです。
それにしても前回開催した2月にはまだ「民主主義とは?」という概念の勉強からはじめるような状況であったわけですが、そこから3ヶ月あまり、本気で日本が戦争に行く可能性について話をしなければならないという状況になっていることへの危惧を本当に思います。
もう「日本人が何人まで死んでもいいと思っているのですか?」というような話を真剣にしなければならなくなるなんて・・・書きながら「安全確保をして」と、バカのひとつ覚えのような国会答弁を繰り返す安倍晋三に、怒りがこみ上げてきます。
残念ながら、現状は確実に日本が世界で戦争に参加する確率が高まっています。始まってしまったら抜けられない泥沼に片足突っ込んでいるのが今の日本です。
それを、私ではなく、本当の戦場を見てきた伊勢崎さんに直接にお聞きできるという機会。神様に感謝したいくらいのチャンスだと思っています。
ぜひ一人でも多くの人と一緒に今の現状、そして実際の戦場の話をお聞きし、どう対峙していくべきかを話し合いたいと思っています。
誠に僭越ながら、私もパネリストとして参加させていただきます。
今回ばかりは書いていて、心から多くの人にいて欲しいです。ご参加をお待ちしています。
○開催概要
YOKOHAMAデモクラシー道場vol.2 (鼎談形式、会場・参加者とも議論)
・テーマ:「個人と戦争」
・日時 :2015年6月27日(土)19:00〜21:00(open18:30)
・会場 :横浜市開港記念会館1号室(横浜市中区本町1丁目6番地)
http://www.city.yokohama.lg.jp/naka/kaikou/
・定員 :100名
・参加費:1,500円(ワンドリンク付き)