つい先ほど、鹿児島の口永良部島で爆発的噴火があり、住民全員に避難勧告が出されたというニュースが飛び込んできました。
火山の噴火があまりにも頻繁に起こりすぎて、麻痺してしまっているような状況ですが、まさに生物学的にも、地質学的にも変動のまっただ中にいるということなのでしょう。
噴煙は現在9,000メートルもの高さにあがっているとのこと。
この噴火をきっかけに、他の火山活動も活発化するおそれが当然ある。火山灰による農作物被害、そして再稼働が議論されている薩摩川内原発に至っては、火砕流などはもちろん、海に火山灰が降り積もることによって、冷却水の取水口が詰まってしまうおそれも指摘されています。
かたや日本の国内はどうか。
安倍内閣が安保法制を先日の訪米で、なんの国民的議論もなく公の場でアナウンスししまいました。
さらに昨日は国会の会議において「早く質問しろよ」の暴言を吐きながら海外での自衛隊の武力行使を認めたというニュース。
共産党の志位委員長との議論においても、アメリカ政府が定めた軍事的定義に「日本が担う兵站は戦争行為そのもので、攻撃対象になる」という記載がされているとの指摘に「安全を確保する」の一点張り。
根拠も何もありません。しかも彼は、私も含めてですが戦場を知らない。
あくまでも机上の空論でしかないのに、日本の将来を決定するような大きな決断が、彼のような人の権力によって進められているということに危惧を感じます。
自然の脅威にはいかに無力か、それを私たちは4年前にいやというほど痛感したはずです。
さらにこの4年間、世の中がどう変わってきたのか、日本という国が進んでいる方向が自然であるのかどうかも見てきたはず。
私は賛同とか批判というレベルではなく、ファクト(事実)ベースでこれまでの流れを俯瞰して見たときに、自然かどうかを判断基準にしています。
そう考えると、今まで以上に真剣にならなければならない状況であることは間違いありません。
今更ながらではありますが、少しずつ自分の大切なものを守るための準備を始めています。