第338回 OKINAWA 冬紀行

先日、お休みを利用して沖縄と石垣島に行ってきました。
石垣島だけは過去数回行っていますが、沖縄本島は初めて。
4年前から本島の北谷(ちゃたん)で仕事をしている高校時代の友人がいたので、今まさに揺れている辺野古の海もこの目で見たいと妻と行くことを決めました。

到着二日目にレンタカーで辺野古へ。基地前のスペースに約100名ほどの人々が座り込みをしていました。
強制着工が始まり、連日のように逮捕者が出るなど緊迫した毎日ですが、私らが行った日には何も動きがなく、しかも偶然稲嶺名護市長も応援に来てくれたタイミングに遭遇でき、少し離れた大浦湾で活動するカヌー隊の方々にもお会いすることができました。

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そこに集まる人々は美しい自然を守るために生活をかけて戦っていますが、それを無視して進められる工事。
二転三転する住民と行政とのすれ違い。終戦後続く沖縄の経済に直結した問題。新聞には出てこない地元の事情。
夜は夜で旧友と、沖縄に住む新しくFacebookで繋がった友人とで飲みながら日本の国についてまじめに語り合いました。

3日目には石垣島に移動。こちらとそれほど変わらないくらいに寒い日でびっくりしました。
石垣島ではお世話になっている方が、たった3人でジャングルを切り開いて作った素晴らしい宿泊施設に泊らせてもらい、またその間もその方のご自宅で日本の国についての話し合いを行いました。

お世話になっている方がたった3人で全て造った楽園。
お世話になっている方がたった3人で全て造った楽園。
私が今回行けなかった竹富島(妻撮影)
私が今回行けなかった竹富島(妻撮影)
キャンプファイアを囲んで語り合う。
キャンプファイアを囲んで語り合う。

私は滞在中の観光はほぼゼロ。観光らしい観光は那覇を出る前に駆け足で巡った首里城と、最終日空港に行く前によった川平湾くらい。
しかし、今回は観光が目的ではなく、沖縄のいまを実感することが目的でしたので、大変有意義な時間を過ごすことができました。

実際に沖縄で見た風景、そして教えてもらった話を総合的に判断した結果、県外者として簡単にはコメントできない、沖縄の難しさを感じました。いずれにしても70年前の戦争が引き起こした問題が、今も目の前にある死活問題として続く重さ。
本当の問題はどこにあるのか、どうすることが最も日本の国、沖縄のためになるのかを考える大きなきっかけになった旅でした。

先週お伝えしたジャーナリスト堀潤さんをお招きしての民主主義とはなにか?をテーマにしたイベントも1日でほぼ満員。
これからこの体験をどう発信していくか。難しいことではありますが、続けて動いていきます。

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