ファンランドへようこそ。ファンサイト有限会社、取締役の川村勇気です。
先日年を越したと思ったら、もう1月も下旬。
やることに追われていると充実してはいるものの、大事なことを見過ごしてしまわないか、注意が必要ですね。
いまファンサイトではあたらしい仲間を絶賛募集中でして、役員一同、慣れない採用活動に四苦八苦しております。
採用の話になると、求められる人物像や優先すべきスキルセットなどについて永遠に悩めるわけですが、やはり「コミュニケーション能力」が№1であるというのは、今も昔も変わらず、おそらくどなたも異論がないのではないでしょうか。
ただ、このコミュニケーションの質については、最近若干の変化があるように感じられます。
具体的には、スピーキングが強いのか、ライティングが強いのか、のふたつに分類されますが、オーラルのコミュニケーションにおいては、会話を主とした一対一と、プレゼンやスピーチのような多対一では、必要なスキルがかなり変わってきます。
ライティングに関しても、SNSのようなライトな文書は難がないものの、契約書や顛末書のような正式なテキストは書き方がわからない、という方も少なくありません。
ただこの分野はAIがかなり助けてくれるようになったので、以前より障壁はかなり下がったように思えます。
求められる「コミュニケーション能力」については、もちろん上のすべての技術を持ち合わせるに越したことはないのですが、仕事という分野においては特にテキストコミュニケーションの力が、いま最も必要なスキルなのではないかと感じることが多くなりました。
特に組織内においては、現在SlackやMicrosoft Teamsなどのチャットツールを使っているところがほとんどかと思います。
ひと昔前まで、メールであれば一定の文量でお茶を濁せたところが、チャットでは必要最低限のワーディングになるため、コンテクストの踏襲が非常に難しくなります。
特に日本語はハイコンテクストな言語と言われているだけあって、前後の文脈や人間関係性、個々の性格などを踏まえた言葉選びが必要になるため、チャットのコミュニケーションは受け手と書き手、両者に一定のコミュニケーション能力が必要となります。
双方の読解力が高ければ多少粗いワーディングでもまったく問題がないのですが、そうでなかった場合、ちょっとした議論がすぐに紛争になってしまうことは、みなさんの組織でもよくあるのではないでしょうか。
ましてや今は本を読む人が減り、言語を理解する力はなかなか育っていないと言われています。
紛争にまでならないとしても、正直なにを言っているのかよくわからない文章を目にすることは増えました。
その場合、互いが共通理解に至ったと確認できるまで。「それはつまりこういうことですか?」というインタビューを繰り返さなければならなくなるため、業務効率としては致命的な課題となりかねません。
ましてや今は得意先ともチャットでつながる時代です。
もしかしたらみなさまの組織でも、チャットの不手際で取引先の信用を落としたり、最悪の場合失注に至ってしまったという経験をした方もいるのではないでしょうか。
出社が原則、対面打合せがデフォルトの時代は、多少メールの文章が雑でも、そこまで大きな問題になることはありませんでした。
しかし今やテキスト、しかもチャットでのコミュニケーションが中心になってしまった時代においては、いかに短い言葉で正確に、かつ思いやりのある表現ができるのか、という力が非常に重要になってきます。
裏を返せば、短文は発報を重ねることで様々なニュアンスを込めることができます。
そして会話と違うところは、文章はわずかな時間でも推敲ができ、設計や計算が可能となるため、コミュニケーションの方向をコントロールしやすいということです。
相手の反応や読解能力を見極めながら、自分が望む情報やゴールに向けて言葉を一つづつ選び、研ぎ澄ませていく。
そんな芸当は、まだしばらくAIにはできないと思います。
私も、毎日紡いでいく言葉選びは丁寧にしていきたいと自戒を込めつつ…。
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