第1110号『映画の日』

先日、12月1日は映画の日。年間、70から80本ほどアニメも実写(アクション・ホラー・ラブコメ等)もジャンルにとらわれず鑑賞している。

年末年始、気になっている映画を上げてみる。観たい候補作品を順不同に並べてみた。『旅と日々』三宅唱監督作品。『ひとつの机ふたつの制服』台湾のジョアン・ジンシェン監督作品。『果てしなきスカーレット』細田守監督作品。『KILL』インドのニキル・ナゲシュ・バート監督作品。『TOKYOタクシー』山田洋次監督作品。『WEAPONS』ザック・クリーガー監督作品。並べては見たものの、もちろん全て観ることができるわけではないが・・・。

余談だが、『WEAPONS』はワーナーブラザースジャパン配給による最後の劇場公開である。ワーナーブラザーズもパラマウント・ピクチャーズに続き日本から撤退することになった。今後、質の良い洋画を劇場で観ることがますます困難になるということだ。

いち映画ファンとして、この事態は悲しい事件であるが、昨今の日本における洋画状況をみるに前評判もよく、アカデミー賞最有力と言われている『ワン・バトル・アフター・アナザー』ポール・トーマス・アンダーソン監督作品でさえ、興行収入は思ったほどではなかった。いま、洋画はまさしく冬の時代なのだ。それに比べ、今年の邦画の興行収入には『劇場版「鬼滅の刃」無限城編』『チェーンソーマン』『国宝』『8番出口』など目を見張る作品が並ぶ。ともあれ、映画は劇場のスクリーンというフォーマットで鑑賞したいので、(とはいえ、限界はあるが)出来る限り映画館へは足を運びたい。

もちろん、映画鑑賞の方法にルールもなければ正解もない。ただ、あえて言えば僕は監督にこだわりたい。だから、好きになった監督作品は、可能な限り網羅的に観ることにしている。

ジャン=リュック・ゴダール、大島渚、黒澤明、ルキノ・ヴィスコンティ、ロバート・アルドリッチ、川島雄三、相米慎二、フェデリコ・フェリーニ、スタンリー・キューブリック、リドリー・スコット等これまで、映画の豊穣な地層を作った監督たちはもちろんだが、いまを生き時代と並行しながら物語を紡いでいる監督たちにも注目している。

国外では、ポール・トーマス・アンダーソン、クリストファー・ノーラン、ドゥニ・ヴィルヌーヴ、ギレルモ・デル・トロ。国内では李相日、是枝裕和、山田洋次らは外せない。

さて、この週末日常とは違う映画館という異空間で異次元の映像体験ができるのか。すでに、作品選びからお楽しみは始まっている。

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