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第70号『シナリオプランニング』

最近仕事がサービス業に偏っている所為かもしれませんが、日頃感じるのはサービスの成熟化です。

サービス社会ということでCSとかCRMとかいろいろなコンセプトが、提案されてきて、それはそれで成果を挙げているようですが、一方、能書きばかりで実態が伴わないのも現実でしょう。

またサービス社会は何か、魅力的な出来事を生み出してきているしょうか?
個人的に見ると、どうも大したことは提供していない感じです。
確かにITがあり、ネットコミュニケーションがあり、20世紀には無かったものが誕生しています。
これらテクノロジーがサービスの効率化を促進したのは事実です。

しかし、皆さま、正直、生活は面白いですか?
便利さが豊かさと結びついていますか?

先日、某ホテルのブライダル会議に参加しました。
そこで感じたのは「幸せ」という名の下で浪費される時間と、退屈なセレモニーの提案です。

富裕と貧困の格差が広がって行きつつあるいま、「豊かさ」を一時でも享受したい「挙式」がなんと貧困なことでしょう。
幸せのイメージである男女の過ごす空間が、何とステレオ・タイプと化していることか。
こうした状況は何処にあるのか?
私は、自身も含めた「思考の停滞」にあると思います。
いま多様な社会と言いながら、思考は同じ情報をもとに、同じ方法で情報処理をしています。
差別の成立が根本的に不可能です。

こうした状況を超えるには、自らの努力しかないのは当然です。
卑近な考えですが、ブライダルで言えば、結婚、家族、セレモニーなどのキーワードをゼロ度で考え直すことから始めることかもしれません。

先程、「瑠璃の島」と言う番組が終わりました。
静かなドラマで、強い感動を受けたドラマでした。
中でも人々の「何も無い島」との認識が新たなエネルギーを生むとの主張に共鳴をしました。
環境とかヒューマニズムとか言わずにひたすら「何も無いことにこだわった」シナリオの巧さです。

サービス経済を超えて経験経済へと、または知識経済へと移行するのは大きな時の流れです。
そこでは、おそらく優れた感動を呼ぶだけの力のある「シナリオづくり」が、マーケティングの始点としてまず必要とされているような気がします。

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