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第47号『あの日、あの時』

中央アジアの諸都市の光景を見ていると、日本の60年代の様相を思い出します。
まさに高度成長に突き進まんとした時代です。
「オー猛烈」が流行語となり、「隣のクルマが小さく見え」、「何時かはクラウン」という他人志向の拡大、また、「大きいことがいいこと」でした。
言ってみれば経済的な成功が人生の一番の意義で目標でした。
また、こうした経済性を優先させ「贅沢は素敵」として消費文化を謳歌しつつ、家庭では大家族主義が否定され、核家族化が促進され、女性は「ババ抜き3高」をもとめた「ワガママサン」大歓迎の時期です。

いま、私たちは、こうした時代を経ているわけで、ある意味では、約30年以上、経験のある、先に行った人でもあるわけです。
だから、店作りや、売り方、販促のしかたなど役に立つアドバイスは十分出来ることでしょう。
でも、そんなアドバイスは本当に役立つのか、という疑問もあります。
なぜなら、私自身、いま振り返るとあの時あの日の選択・・・ある意味では「アメリカンウェイ」の追いつき追い越せ・・・・が正しかったのか?という疑問が浮かぶこと、いま、しきりだからです。
環境破壊、人心の荒廃、すべての世代で絶えず勝ち組でなければならない不安、標準で測られる生活など、いま私たちが得た現実の生活でもあるからです。

確かに消費生活は魅力的です。
便利さも快適さもすべての人が享受していい権利ですが、果たして、そうした充足が豊かさにつながるのか?です。

これはうかつに結論には出せない問題です。
一例ですが、この国の消費生活の中心には巨大な「バザール」があり、それは遠くシルクロードの時代から絶えず続いてきたマーケットで、モノも溢れ、安く、いまも大変な活気と熱気につつまれています。
一方、大資本を背景としたショッピングセンターやコンビニも多く輩出してきました。
それはそれで増大している都市型労働者やニューリッチな人々に歓迎され、いずれも成功しているようです。
その結果は、どうなるのでしょうか?
ある日、広大なバザールが、巨大ショッピングセンターや量販店に、あるいはモールに取って変わられる日が来るのでしょうか?
クルマの便宜性を優先させ、豊かな歩道の緑を切り倒す日が・・・。
また、家父長を中心にした大家族が、そして母親を中心の核家族になり、さらに親業をはじめとする家庭内の仕事をサービスビジネスとして外在化させ、ある日、「鍵っ子という捨てられた子供達」が数多く登場するのでしょうか?

歴史は、常に日々の選択で紡がれてきたものですが、やや未来を先取った?旅人の目には、この国々の変化には、極めて複雑な思いに捕らわれます。

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