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第34号『すべてお見通し』

面白くないのか、面白いのか、わからないままつい見てしまうTV番組「TRICK」、結構嵌る人が多いらしい。
視聴率を確認していないので推測の域を出ませんが・・・。
主人公が使うきめ言葉の「すべてお見通しだ」を幼い子供まで真似するくらいの人気です。

ところで、このすべて「お見通し」ですが、いまの状況にぴったりのような気がします。
イラク復興への多額の米への協力金や自衛隊派遣、年金問題、2大政党対立ごときの総選挙、さらには視聴率改ざんの問題にいたるまで、その構造はきわめて明快でわかりやすい「すべてお見通しだ」の事柄だ、と思いませんか?
早い話が、現体制の維持のためには「庶民の暮らしや気持ちなどどうでもいい」、「強いものに従うのが安全」、「面白ければすべてよし」、「世の中お金がなければ命がないのと同じ」という体制の考えが「すべてお見通し」できるからです。
また庶民は庶民で「先刻ご承知」「すべてはお見通し」と言うわけです。
でも気にならないのでしょうか。
多量にリストラされ続ける人の行方、派兵される人々は安全、年金の保証、雇用の保障などなど・・・。

恐ろしい「お見通し」ですが、思うにいまの政策は「あめとムチ」政策、ローマ帝国時代に採られた生活の安定幻想と強い刺激を与えるという、いわば「パンとサーカス」政策ではないでしょうか?
政治や企業の人々の声や市場に聴くという美辞麗句は、まさにそれらへの阿りで、その流れは加速していると思えます。
例えば9・11、イラクの悲惨な状況や北朝鮮の悲劇はまさに改憲を志向する政治にとっては「奇貨」であり、興奮に値する「闘技場」の演出素材とも言えましょう。
また小泉VS管・小沢対決なども好例です。
血が流れ人々が苦しむ状況、好敵手との争い、大きな不幸、反対に思いがけない幸運や成功ほど人々の関心を引き立てるものはありません。

もちろんメディアは大きな役割を果たしています。
刺激が強くわかりやすいメディア情報で横溢される社会。
ある人はそうした社会を「劇場社会」と呼びましたが、そうしたなかで、広告コミュニケーションの構造は単純すぎて「お見通し」にも値いしないためか、いまその力を急速に失ってきています。

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