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第22号『よいモノってなに?』

戦争が起きるわ、伝染病が流行るわ、で悪い景気に水をかけるできごとが頻繁。皆、お金を使わないわけです。
そんなわけで私も地元商店街を散歩。そこでふと気が付いたことは、「顧客志向」ということです。
というのは私の住む街の駅前には2つのアジアンテイストの雑貨店がやや距離おいてあります。ひとつは恐らく東南アジアの人がやっていると思われる雑貨の専門ショップ。もうひとつは日本人の若者がやっている雑貨、ノンコンセプトの店。で、どちらに客が入店しているかというとどうも後者らしいのです。前者は店もきれい、商品もわかりやすい、エスニックの香りも充分、価格もまあまあ。でも人気はいまいち。
で、この違いはなんだろう、と思うわけです。後者の人気の秘密はどうやら「いいかげんさ」にあるようなのです。私たち、日本人は、「作り込み」に秀でた民族で、それが自慢でもあります。その結果、工業用品にしろサービスにしろ手掛けたモノは、みな「よい」もの、つまり高品質品ばかり。しかし、ふと考えてみると、高品質を好む結果、生活のすべてにスキがない、息を抜く部分がないモノに埋まった生活環境になってしまったとも言えます。
ところがアジアの雑貨は、いわゆる雑。いいかげん、しかし、発想が自由で楽しい。
一時期、話題になった百円ショップ。その人気の秘密は、価格破壊に求められました。しかし、私は価格を含めた「気楽さ」に人気の源泉はあったと考えています。ユニクロもそう。牽引力になったのが「フリース」であったことからも価格ではなく、気楽さ指向が本当のユニクロの売りであったと思います。
往々にして、私たちは、提供する側に偏した目線で物事を見がちです。
しかし、品質一つでも、このように行き違ってしまっているのが、市場の、生の現場です。こうした現実を見ると、工業の論理が、とりわけファッション、雑貨、生活用品などで、これからも認められていくか、どうも疑問を感じざるを得ません。
いずれにしろ大切なのは、「売りの現場」と「顧客」からの発想。
売りと顧客を見つめると、これから「いいもの」の定義が、問われてきそうです。

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