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第114号『広告会社に明日はあるか』

広告会社は明日をつくれない?
お先真っ暗の広告会社を救うのは、まず何よりも人材です。
しかし、困ったことに、大切な人材が育っていないのです。

それは、広告会社で、遣り手な人ほど「他人の褌」で相撲をとることを骨の髄まで身につけているからです。要は身銭を切ることが大嫌いだと言うことです。そんなわけで、いわゆる「人・モノ・資金を未来に投資」することなど思いもつかないのです。こうしたマインドの良い例が、いまだに広告主をクライアントと呼んだり、スポンサーと言ったりしていることで「ごっつぁん」のタニマチ体質が抜けていない証です。こうした体質に加えてもうひとつ深刻な問題があります。

さる経営評論家の受け売りですが、名経営者と言われている方は、その多くが30歳代に何かを成し遂げた、もしくは何かを成し遂げようとした人だということです。こうした人たちは、与えられた仕事をこなすだけの枠に止まらずに、あるミッションを自らに課していく挑戦する「創業型」の人材です。また組織の規定の枠にはまらない気質の人たちだそうです。
しかし、広告会社では、利権に依存するビジネスの特性上、社内では、創業者型の人材はむしろ邪魔で、効率よく仕事を処理し波風を立てない人材が、そして外には、広告主から気に入られる太鼓持ち的人材が重宝される傾向にあります。

さらに以上の内弁慶諸氏が抱えるビジネスマンとしての欠陥は、事をなすための人脈が乏しいことです。有能な彼等の持つ人脈は、社内の横のつながりと関連部署への便宜的な、ネットワークは持っていますが、それはあくまでも内的なネットワークで名刺や肩書きが取れれば、雲散霧消する類の人脈です。
大手広告会社の遣り手と言われる方々が独立をするケースがありますが、ほとんどが成功しない原因のひとつは、こうした人脈の乏しさにもある気がします。
起業で必要なのは、ビジョンとそれを達成するために培った人脈、さらに個人の魅力などですが、あてがい扶持に慣れたビジネスマンにはそれらを持ちようがありません。
起業やビジネス経営の実践に関しては、広告会社は、基本的に「紺屋の白袴」なのです。
一方、いまや企業サイドではビジネス拡張の試みが活発で、いずれも新市場かニッチな市場開拓を目指しています。そして事業部制など、組織を小さくして明確な成果をが見えるように動いています。こうした状況は、さらに加速するでしょう。

こうした企業ニーズに応えることは、広告会社にとって商機と思われますが、しかし、企業の変化についていけるのか?
それには、担当者は企業側に立って真剣に戦わねばなりませんし、企業と異論を交わす必要もあります。その努力は、おそらくは広告会社内では高く評価されないでしょう。サラリーマンは、誰でも火中の栗は拾いたくありません。
で、広告会社の明日は、現状、ちょっと難しいのではと思う次第。
心配ですね。

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