旬のエッセンス

2020年07月02日第13回『香りを感じていますか?』

 

コロナウイルス感染防止策で、日常生活に欠かせない、アイテムのひとつ「マスク」。

2月29日緊急事態宣言が発令されてから、自宅にいる以外はマスク姿は欠かせません。

たまに我に返り、街ですれ違う人達が、ほぼ全員マスク姿で道を行き交う姿を見ると、いつまでこんな状態が続くのかな?と切なさを通り越して、心の中で、笑ってしまいます。

コロナ騒動中に、季節は巡り、花が咲き、作物の実が生り始めていますが長いマスク生活で、人間のもつ五感のひとつ「香りを感じる」(臭覚)条件を低下させてしまっているようです。

自粛要請が解除され、地方への移動の制限も緩和となったので、札幌を移動しパートーナーの農場へ、表敬訪問して来ました。

コロナ騒ぎ以後に、どうやって過ごしていたか?どんな影響があったか?地元の現状。そして私が住んでいる比較的の札幌の今作物の今後の事(生育、出荷の影響は出るか?)話をする内容が多すぎて、1か所に1時間は滞在したいと思います。

久々に顔を合わせて一言「マスク姿で失礼します」とお互い笑い会いながら、作物達が暮らすハウス(温室)の中で、情報交換をしました。

元気な姿で会えた事に先ずは感謝です。

話をしている中で(一番は、マスク姿なので、とても息苦しさ、暑さが凄いんです)あれ?何か違うな…。

作物を観察しても、脳が活性化されずに、高揚しない(ワクワクしない)個人差はありますが、私の場合で言うと、口に含む前の状態が前提ですがまず香りが脳に伝達されないと、料理のその先が見いだせないんです。

密集していない場所なので、断ってからマスクを外してみました。

これ!これ!

トマト特有の青い葉っぱ(草刈りをした後のような香り)の香りがハウス中に、香っていました。

わぁ~っ!元気そうで良かった!トマトの生育の順調さも香りを感じる事で、生きてるんだ(葉っぱも、まだ小さい実も生き生きしています)と感じました。

身近にある自然のアロマは畑の土の匂い、果実の木の香り、海岸線を走ると潮の香り。

札幌を移動し、農場へ向かうと、五感が正常化されて、リラックス出来ました。

香りを楽しむ場所であって欲しいのが、日常生活で度々訪れるスーパーマーケット。

実は、マスクと同じような、状況にあるのが、スーパーでパック詰めされた野菜や鮮魚達。

ただし、作物(魚介生鮮物も)も、食べる行為でも香りは感じる事ができますが、商品棚に並んだパック詰めは、鮮度保持効果と引き換えに売り場で香りを感じる事が出来ません。

留学先だったイタリアスーパーは、日本のような袋詰め野菜の数は少ないので、市場のような陳列風景が、まだ残っています。

朝早く買い出しへ行くと、新鮮な野菜達が生き生きと、美味しいアロマを発し、食べて~っと誘ってきます。

コロナ騒ぎで、むやみに商品を触る行為も、問題化されたりと色々なシーンで「禁止やご遠慮下さい」の張り紙が貼ってあり見定める行為まで、神経をすり減らさなければ、ならないのが現状ですが新生活様式ですもの。慣れましょう。って一言で終わっていいのかな?今まで当たり前だった事が、実は無駄だったのかも?省いてもいいんじゃないかな?という事が、コロナ騒ぎと向き合い個々に見出した事が、あるのではないでしょうか?

昔の日本様式の様に、欲しい分だけ計り売りがあればいいのにな。と思っています。

食べたい分だけ、計って買えるようなアンコール様式もあってもいいのでは?とか色々考えちゃったりしています。

そうこうしているうちに、メモリアルな1年のはずだった2020年も、折り返しの7月ですね。新生活様式がスタートしましたが身近な物、旬の物に、クンクンクン☆ちょっと意識を傾けて、香りを感じてみましょう。

北海道は、ベストシーズンを迎えようとしています。

メロン、トマト、サクランボ、トウモロコシクンクンしたい作物が、いっぱいです。

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執筆者

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高橋 やすこ

イタリアおもてなし家庭料理、ベジフルマイスター。
北海道松前町出身。
ネット販売ショップ『メルカートオッティモ』を展開。
農と食の2本柱で、イタリア料理全般のレシピ提案、メニュー開発、企業外部講師、ワインと食をテーマにした商品開発。

Mercato Ottimo
http://www.mercatoottimo.com/

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