旬のエッセンス

2020年04月16日第9回『旬は待ってくれないの』

 

季節は4月 入学したピカピカの1年生の、ランドセル姿を見かけたりと、ほんわか癒しの風景に、にんまりする頃なのに今年は、コロナウイルス感染防止の自粛があり、静かでひっそりとしています。

小さい子供達が、お母さんの手作りマスクを装着している姿を見ると健気過ぎて、心にぐっときてしまいます。満面な笑顔を振りまいて子供らしい大きな声で、遊べるような季節が来るといいな。と日々の暮らしの中みたり、感じたりしています。

今の子供達が大きくなった時、2020年の出来事は、どんな風に周囲の人達、友人達と語り合うのでしょうか。

まだ始まったばかりの、前例のないウイルス達と、共存生活する中で、専門家の方々から情報をしっかりと学び新しい退治方法を見出せる知識、そして私達の日々の生活の中で、見出す知恵を生み出す力が、個々の良い経験値となって、明るい未来(終息)に向かってくれたらいいな。ってそうも思っています。

 

日本中、世界中の個々の生活スタイル(仕事の仕方含めた)が、今までの基準が崩されて、苛立ちや歯がゆさも感じる事もあるかと思いますが、決して自分だけじゃない。自分よりも、もっと大変な現場で命を懸けてる方が大勢いるんだ。と思えば、ポカンと空いた心の中の暗闇と焦りも緩和されます。

ここ1ヶ月で、私の仕事の比重にも変化があります。(皆さんもそうだと思いますが)自粛体制になり、人が集う場所の自粛=制限になると教室の開催は積極的に出来ません。きっと大丈夫。という気持ちではなかなか踏み出せない位、現状も日々 深刻化しています。

私の教室は、何処か場所を借りて開催しているわけではないので、自宅兼サロンだった事は、今回の出来事を捉えると不幸中の幸いでした。

料理教室を運営している事の他に、自身でご縁を育み繋がっている生産者の旬の作物の販売をしています。

話が少し横道に逸れますが、料理家が先か?販売する事が先か?という選択どちらに比重をおいているか?事になると、答えは50%ずつです(気持ちの比重)作り手の作物に魅了されたので、美味しく食べてもらいたい事を目的に、料理家(食べる提案)の道を選びました。

私は、料理家の中で、畑との距離が一番近い料理家だと思ってます。

料理を奏でて美味しく喜んでもらう事が、販売に繋がるその逆も、あります。作物(素材)がいいので、料理を美味しく奏でられていて生徒達(お客様)に喜んで頂いている。

ここ1ヶ月オッティモ(私の教室)は、自粛体制があることで、人が集う場所という機能が低下しました。人が集うと、物販の流れもあります。

人が集う場所としては、少しの間は寂しい空間になるわけですが作物の旬は待ってくれません。

2月は、広島の柑橘達の旬のリレーがピーク期を迎えた事が私にとってラッキーな出来事でした。

次から次へとアイテムが様変わりした事で、お客様のリクエスト(発送業務)も増えて(今年は特に意識的に、私も頑張りました)同梱する加工品のアイテム製造もあった事で、不安との背中合わせの中で見出した私の答えは、今まで通り『愛さえあれば何とかなる』でした。

旬を楽しんでもらえるように、精一杯全力で取り組む事それが、私の食の神様からのお告げと使命だと、勝手に言い聞かせてただただ我武者羅に、一人黙々とキッチンに立ち、好きな事をやれてる今に感謝したい。

 

私達の生活は、自粛は継続しなくてはいけませんが、昨年から撒いた種で芽吹いた作物には、自粛という流れはなく、旬になるとニョキニョキ『食べ頃だよ~食べて~』と収穫期がやってきます。

美味しい旬をお伝えし、料理提案するのも、私の使命でした。

 

先日、北海道らしいネーミングの春野菜 (滝川市にある中野ふぁ~むさん)を取り寄せしました。

秋に種を蒔き、降雪まで株を育て、雪の下で越冬させ、なばなに甘みを蓄えます。翌年2月中旬に除雪をし(雪割)ビニールハウスをかけ、なばなを成長させる。寒い中の手間と時間をかけての作業となります。

畑の雪を割って収穫される事からネーミングされた『雪割りなばな』ロマンチックな名前で大好きです。

農薬不使用ですが、気温が低いので害虫被害もなく、葉っぱもとても綺麗です。

畑からの直送野菜は、とにかく柔らかくて鮮度がいいです。美味しかったです。

オッティモを立ち上げた当時に、現地へ行ってお話を聞いた事がご縁でしたがしばらくご無沙汰をしていたのですが、SNS(インスタグラム)で発見し久々に取り寄せさせて、ご縁をまた続ける事が出来ました。

雪が融けて、農作業が本格化してくる北海道。土起こしをどんな気持ちで続けているのでしょうか。

私の商店(オッティモ)の主力作物 アスパラガス今年は、去年以上に収穫スタートが早まりそうです。

先日、生産者の3代目から連絡がありました。

やすこさん 今年も教室やるんですよね? コロナウイルス感染の影響で得意先からのオーダーが減ったら、収穫したアスパラが余ったらどうしようか?と思って。

そう考えちゃいますよね。。

私は強気に答えました。

『どんな状況になってもベストは尽くすよ!だから今年も美味しいアスパラ作りを心がけて頂戴ね。全力でいいもの作って。自信持って紹介するからね。』だって、私のアスパラ販売には、沢山のレシピ集が付いてるんですもの。

お家で簡単に美味しく調理が出来る。それが私のショップの強みです。

作物達の旬を見逃さないように、作物達に耳を傾け、寄り添い、全力を尽くしたいです。

 

今回は、未だゴールが見えず、先々の不安がありますが幸せ感じ上手になってみませんか?

日々何かいい事探し出来るハートを持って、人と作物、自然にも愛を持って食べて元気で、笑って過ごしましょう。

今回は、書ききれずにいる事柄、カスタマイズって楽しいって話題を書きたいです。

実家が商売人だった事が、今は色々と経験に繋がっています。では、お楽しみに!有難うございました。

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執筆者

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高橋 やすこ

イタリアおもてなし家庭料理、ベジフルマイスター。
北海道松前町出身。
ネット販売ショップ『メルカートオッティモ』を展開。
農と食の2本柱で、イタリア料理全般のレシピ提案、メニュー開発、企業外部講師、ワインと食をテーマにした商品開発。

Mercato Ottimo
http://www.mercatoottimo.com/

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