ファンサイト通信

2021年06月24日第913号『休日の映画とお寿司』

【映画パンフレットは買う派】

日曜日、妻と上大岡にあるTOHOシネマズにでかけた。
そして、はしごで2本の映画を観た。

まずは、11時からの『Mr.ノーバディ』(『ハードコア』のイリヤ・ナイシュラー監督作品)。
映画『ジョン・ウィック』シリーズのチームが再集結して作ったアクションもの。
このスタッフの手による活劇とあれば、面白くないはずがない。
ともかく、良い映画特有のリズムとテンポがある。
さらに、音楽の使い方、そして全体に流れる音の設計がいい。
これは、間違いなくシリーズ化するだろう。

もう1本は13時からで、倅が企画を担った映画『キャラクター』(永井聡監督作品)。
永井監督は、サントリー「グリーンDAKARA」のCMのディレクターとして頭角を現し、その後映画の世界で活躍している。
14年には『ジャッジ』、16年には倅の原作『世界から猫が消えたなら』、17年『帝一の國』とスタイリッシュな作品を連発している。

余談だが、CM出身の映画監督を僕はかなり評価している。

大林宣彦は電通映画社でマンダムのCMなどで一世を風靡し、その後『HOUSEハウス』で映画監督としてデビューした。
また、最も好きな監督の一人、『BU・SU』『東京兄妹』『あしたの私のつくり方』など傑作をものにした市川準。
最近では『クヒオ大佐』『パーマネント野ばら』『桐島、部活やめるってよ』『羊の木』の吉田大八。
『おじいちゃん、死んじゃったって』『さんかく窓の外側は夜』の森ガキ侑大。
そして、『下妻物語』『嫌われ松子の一生』『パコと魔法の絵本』『渇き。』『告白』『来る』とほぼハズレ無しの中島哲也と、この列伝を見れば納得してもらえるのではないか。

さて、映画『キャラクター』であるが、主演の菅田将暉とSEKAI NO OWARIのボーカルFukaseが見事に演じていた。
さらに、今作では脇役の小栗旬もいつの間にか受けの取れる役者になったなと思った。
良い脚本があり、存在感のある役者たちが演じ、撮影・照明・録音・美術に力のあるスタッフを揃え、監督がまとめ上げる。
何よりも嬉しかったのは、久々に日本映画の底力を感じたことだ。

映画を観終わって4時。
まだ、家に帰るには早い。
妻とぶらぶらと街歩きをしながら、隣駅の弘明寺まで足をのばした。
弘明寺商店街は横浜で最も古いお寺、弘明寺観音の門前町である。
小腹も空いてきたので、この商店街にあるお寿司屋さんにはいることにした。
常連ということでもないが、時々利用する好きな店がある。
廻る寿司も楽しいが、やはり街場のこじんまりとした店は落ち着いている。

そもそも、この日の僕のイメージはこうだった。
映画を観終わり、街をブラブラし少し蒸す梅雨時の夕暮れ時、街場のお寿司屋さんのれんをくぐり、カウンターに座り(ここまではイメージ通りだ)、そしてビールをたのみ、旬のしんこをつまみに飲む。
ところがここからイメージとは違い、しんこは夕方5時前なのに、はやくも売り切れたと言われ、がっかり。
さらに、酒類もまだコロナの蔓延防止期間(6月20日まで)のため提供していないということで、いじましくもノンアルコールビールをお願いする。
ノンアルコールビールも(ずいぶんと改良され)悪くはないが、やはり物足りない。

後半、イメージ通りとはいかなかったが、鯵も鰯も穴子も、どれも美味しくいただいた。
次回、真夏になる前にもう一度のれんをくぐり、しんこを味わいたい。

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執筆者

川村隆一

川村 隆一

ファンサイト有限会社
代表取締役

1952年1月生まれ。
日本大学芸術学部卒業。
日活株式会社、日本工学院専門学校映像デザイン美術科(現)グラフィックデザイン科専任教師、株式会社Cカンパニー、株式会社ナガセ等を経て、ファンサイト有限会社を設立。
資生堂・イオングループ・キリンビール・マツダ等の企業コミュニケーション/広報活動のためのディレクションとプランニングを手がけてきた。

【書籍】「企業ファンサイト入門」日刊工業新聞社刊 2006年
【賞】経団連海外広報センター最優秀デザイン賞(横浜銀行アニュアルレポート)

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