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2021年06月17日第912号『続けられた要因とは何か?』

【トライアスロンギア】

13日日曜日、曇時々晴れ・気温21.3度。
朝から、梅雨の蒸し暑さと気圧の重さを感じるこの日「第35回神奈川トライアスロン大会」に参戦した。

レース会場は追浜にある日産自動車工場の敷地内。
自宅から7キロほどの距離である。
7時45分選手受付開始、スタートは10時。
4時に起き、前日準備した8キロの荷物を担ぎ、7時には自転車で自走し会場に向かった。
それにしても、このコロナの状況下で5月の「世界トライアスロンシリーズ横浜大会」そしてこの「第35回神奈川トライアスロン大会(日産カップ)」と、ここまでスムーズに開催されるとは思っていなかった。
心から、運営スタッフの皆さまの尽力に感謝したい。

この大会に初めて出場したのはいつ頃かと、古い日誌を捲ってみた。
1988年7月10日「第2回 MYCAL CUP兼NISSAN CUP 神奈川トライアスロン選手権大会」と、記されていた。
因みに、僕のトライアスロンデビューレースは前年の1987年2月28日に行われた「タイトライアスロンカップ 87パタヤビーチ」。
無謀にも、いきなりのロングディスタンス(トライアスロンの初期のころはロングディスタンスが主流だった)で、しかも海外で初挑戦だった。
34歳という若さの成せるわざだったのだろう。
さらに、同年10月には「第3回天草本渡トライアスロン大会」でオリンピックディスタンスの51.5キロにも参加している。
そしてその翌年、トライアスロン2シーズン目として「第2回 MYCAL CUP兼NISSAN CUP 神奈川トライアスロン選手権大会」に出場した。
34年前、35歳の時である。
その時の記録(レースリザルト)も残っている。

1988年7月10日(日)
天候:曇のち雨
スイム1500メートル:42分39秒
バイク40キロ:1時間58分48秒
ラン10キロ:1時間3分16秒
総合タイム:3時間24分43秒
237位

いま見ても、あまりパッとしない成績である。

それにしても、トライアスロンというスポーツをよくここまで続けてきたものだ。
続けられた要因(トライアスロンの魅力)とは何か?
これまであまり考えたこともなかったが、少し整理してみた。

まず、最初に言えることは手間暇がかかるということ。
えっ?と思われるかもしれないが、逆説的に言えばこれこそが魅力なのだ。
スイム・バイク・ランの3つの競技を一度に行うのだから、それに伴う道具が必要になる。
当然、トレーニングやレース後の道具やウェアの洗濯やバイクの掃除など、あとかたずけもひと仕事だ。
例えば、スイムにはウェットスーツとゴーグルが必要である。
バイクもバイクシューズもヘルメットも、そしてランシューズもと多岐にわたる。
道具を揃え、時間を作りだし、練習場所を探し、お金を調達して、なんとかレースに参加するというこの難問をクリアしたいと必死に考え工夫する。
だからレース当日、スタートライン(ポーンツーン)に立ったときの高揚感は格別である。
こうして気がつけば、計画性・整理能力・対応力といったものも自然に身についたように思う。

次に、仲間の存在である。
僕はいま、横浜トライアスロン研究所に参加しトレーニングをしている。
ここに集う人たちは、仕事とは違う同好の士である。
そもそも、トライアスロンは個人競技である。
だからトレーニングは一人でもできる。
だが仲間がいればこそ、あともう一段頑張れる。
そして、同じ海のうねりと波間を泳ぎ、同じ景色そして雨・風・陽の光のもとで漕ぎ走る。
もちろん、個々に速い遅いはあるが、ゴールするために費やした汗と時間はお互いに共有できる。
さらに、ここ数年レース会場でしかお目にかかることのない同年代のSさんの存在も大きな励みになっている。
Sさんとはいつも他愛もない会話を交わすのだが、(お互いに辛いトレーニングを積んで)笑顔で次のレースでまた会おうと言って別れる。
少し大げさだが、戦友のような存在である。
彼とは来年、70歳代のカテゴリーでも競い合いたい。

最後に、トライアスロンの一番の魅力とはと考えてみた。
どんな局面でも持てる力を十分に発揮しベストを尽くし、積極的でかつ楽観的な態度で行動し最後まで諦めない。
こうしてゴールしたとき、心から楽しみ、すべてから開放され、そして小さいけれど芯の硬い事実を達成した気分になれることだ。

ところで、今回のレース(スプリントディスタンス)結果である。

スイム750メートル:20分36秒
バイク20キロ:56分12秒
ラン5キロ:30分31秒
65歳から69歳のカテゴリー2位(4人中)
60歳から69歳カテゴリーでは、9位(15人中)

付録として。
横浜市金沢区(海も山も近くにある素敵なエリアである)の自宅から、半径15キロの範囲に3つも名だたる都市型のトライアスロン大会があることも続けられている理由の1つであることは間違いない。

これからも生涯スポーツとして、トライアスロンを楽しみたいと思う。
次は、9月か10月の横浜・八景島シーパラダイストライアスロンレースに参加する予定だ。

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執筆者

川村隆一

川村 隆一

ファンサイト有限会社
代表取締役

1952年1月生まれ。
日本大学芸術学部卒業。
日活株式会社、日本工学院専門学校映像デザイン美術科(現)グラフィックデザイン科専任教師、株式会社Cカンパニー、株式会社ナガセ等を経て、ファンサイト有限会社を設立。
資生堂・イオングループ・キリンビール・マツダ等の企業コミュニケーション/広報活動のためのディレクションとプランニングを手がけてきた。

【書籍】「企業ファンサイト入門」日刊工業新聞社刊 2006年
【賞】経団連海外広報センター最優秀デザイン賞(横浜銀行アニュアルレポート)

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