ファンサイト通信

2021年01月14日第892号『今年のテーマ』

【曼荼羅表】

みなさま、あけましておめでとうございます。
今年もよろしくお願いします。

年のはじめ、習慣にしていることがある。
それは、新しい手帳の巻頭ページに今年一年のテーマを四文字熟語で表現することだ。
その意味するところは、会社として組織として向上するための目標や、自分自身に対しての叱咤激励の言葉だったりである。

ちなみに、昨年は「切磋琢磨」、一昨年は「一気呵成」。

事例として、昨年の「切磋琢磨」で、実行し実現するための具体的な目標を列べる。

・社員一人ひとりが(磨き)輝くために、待遇改善や技術向上のための支援を本気で行う。
・クライアント企業のファンサイトのコンテンツ内容を徹底的にブラッシュアップする、そして更に新たなファンサイトを構築する。
・自分自身、トライアスロンをこれからも続けるために本気で体幹を鍛えるため、筋トレを定例で行う。

一年を振り返り、こうした目標がどの程度達成出来たかを確認し、今年、新たに指針となる言葉を考えてみた。
そして、生まれた言葉が「整理整頓」である。

なぜ「整理整頓」なのか。
それは、コロナ禍によって、これまでとは全く違う時代を迎えたからだ。

これまでの経済や社会環境の価値のベクトルが「より沢山、より強く、より速く」だったとすれば、これからの世界の価値は「より楽しく、より末永く、より少なく」ではないか。
僕がこれまで掲げてきた「切磋琢磨」も「一気呵成」も、これまでの上昇志向的な文脈での目標だったと思う。
しかし、今や潮目は変わった。
これからは生活の質を大切にすることや、人を貶める言葉ではなく柔軟なコミュニケーションが求められ、そして持続可能な方向へと動きだすのではないか。
トランプに代表されるようなマッチョな政治でも、五輪のような巨大なイベントでもなく、新自由主義的一人勝ちの経済でもなく、自分ごととしての街づくりや、教育の新たな仕組み、ファンに支えられたコミュニティづくりといった、小さな取り組みを積み重ねることこそが、これから真に求められる姿なのではないか。

大きな時のうねりとその飛沫は、おのずと個々にも降りかかる。
だから、その準備のための「整理整頓」なのだ。

整理と整頓は、乱れたものを整えるという同じ意味をもつ。
しかし、「整理整頓」とは言うが「整頓整理」とは言わない。
「整理整頓」の意味を改めて確認した。

整理は、乱れた状態にあるものを整え、不要なものを取り除くを意味する。
整理の理は、道理や理論など、物事の筋道という意味であり、筋道に沿うように整えるのが「整理」である。
方や、整頓も整った状態にするを意味するが、整理のように不要なものを取り除くという意味はない。
整頓の頓も整えるの意味ではあるが、不要なものを取り除くという意味はなく、あるものを正しい位置に置くのが「整頓」である。

捨て去るべきものを捨て「整理」をした後、あるべき位置に置き「整頓」することが「整理整頓」である。
捨てさるべきものを捨て、本来あるべきものを、ふさわしい位置に置くこと。
これが僕の掲げた、今年のテーマである。

【ファンサイト通信について】
ファンサイト通信は、創業前月の2002年3月、現状報告と自分の想いを書き、配信したのが最初でした。
なぜ、この通信を始めたのかといえば、起業するにあたってコネもなければカネもない、無い無い尽くしの中で、まずは川村隆一という、一人のちっぽけな人間の中身を知ってもらうことから始めようと思ったからです。
当初より、その内容は政治的なことや論理だった学説など、大上段に構えた事柄ではなく、日々のほんの些細な出来事や気付きを感じたままにお伝えしてきました。
これからも、この姿勢を変えることなく、出来る限り書き続けていければと思っております。
引き続き、ご高覧のほどよろしくお願いします。 

ファンサイト有限会社 代表 川村隆一

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執筆者

川村隆一

川村 隆一

ファンサイト有限会社
代表取締役

1952年1月生まれ。
日本大学芸術学部卒業。
日活株式会社、日本工学院専門学校映像デザイン美術科(現)グラフィックデザイン科専任教師、株式会社Cカンパニー、株式会社ナガセ等を経て、ファンサイト有限会社を設立。
資生堂・イオングループ・キリンビール・マツダ等の企業コミュニケーション/広報活動のためのディレクションとプランニングを手がけてきた。

【書籍】「企業ファンサイト入門」日刊工業新聞社刊 2006年
【賞】経団連海外広報センター最優秀デザイン賞(横浜銀行アニュアルレポート)

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