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第78号『サステナビリティ』

風が吹くと桶屋が儲かるという仕組みが正しいのかどうか、定かではないが、気温の上昇が穀物の収穫に影響を与えていることはもはや科学者の間で総意となりつつある。

世界に向けて日本の環境情報を発信しているwebサイト「ジャパン・フォー・サステナビリティ」の代表でもある枝廣淳子さんのメルマガ「Enviro-News」http://www.ne.jp/asahi/home/enviro/news/でもお馴染みの、米地球政策研究所理事長、レスター・ブラウン氏によれば、今年の世界全体の穀物収穫量は消費量を9300万トンも下回り、穀物備蓄量は過去30年間で最低の水準に落ち込んでいるという。
この現象は2000年以降続いており、2000年には1600万トンであったが2001年には2700万トンに増え、2002年には9600万トンと記録的な数字に達している。

9月11日に米農務省が発表した作況報告の需給見通しによると、今年の収穫量はおよそ、19億1100万トンを大きく下回り、18億1800万トンに縮小し、結果的に昨年とほぼ同様の9300万トンが不足することになる。
こうした状態が2004年にも再度生じたならば穀物市場の混乱と穀物輸入諸国では供給食糧を求めパニックが起こりうる。

食料生産の拡大を阻止しているのは、気温の上昇である。
地球の平均気温は1970年代以降、上昇を続けているが、最も高い温度を記録している3つの年はここ5年間に集中している。
事実、昨年はインドと米国が記録的な高温と干ばつに見舞われた。
今年は、西はイギリス、フランスから東はウクライナに至るまで、記録的な熱暑のよって作物が打撃を受けている。
国際稲研究所(IRRI)と米農務省農業研究局の作物生態学者によれば、成長期の気温が適正温度よりも1度高くなるごとに、穀物収穫量は10%低下するとの指標がでている。

いまや気温の上昇が収穫に及ぼす影響は科学者の総意に止まることなく、明らかな事実である。
この事態を踏まえ、2012年までに炭素排出量を先進国平均で5%削減するという京都議定書にある目標をはるかに超えた取り組みが必要ともいわれている。

こうした中で、かぎを握るのはガソリンなど、石化燃料の使用削減であることは自明である。
つまり、農政の問題よりもエネルギーや交通、特に車の在り様を考えることのほうがはるかに食料の安全保障にとって大きな影響を及ぼす。

前の世紀、人間の欲望をカタチにしたもののなかで、もっとも優れたモノの1つに、間違いなく車が含まれるであろう。
したがって、車が指し示さなければならい速さ、安全、快適、快感、というこれまでのテーマのほかに、いま新たなテーマが加わる。

持続可能な進化と進歩そして環境。

先月、マツダ株式会社のオフシャルサイトのコンペに参加し、幸い採用いただいた。
http://www.mazda.co.jp/

車メーカーの仕事がしたい。
Webマーケティングと制作を始めてからの長年の夢であった。

とりわけ、92年ドイツを訪れ、アウトバーンでのRX−7の目の覚めるような走りを見て以来、マツダのファンである。
(詳細はファンサイト通信9号「ミッションはシンプルに」で)
だから、今回の出来事は嬉しさの極みである。
そして実は、もう1つワクワクしている理由がある。

人間の欲望と野心のシンボルとしての車の意味はこれからも変わることはないだろう、しかし、一見、背反するような価値である持続可能な進化と進歩と環境、という新たなテーマに取り組めることにも大きな魅力を感じている。
それは単なるお題目ではなく、実現しなければ、生存そのものに係わる人類にとっての早急なテーマと向き合うことでもあるからだ。

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