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第460号『恒例映画ベスト10(2011邦画篇)』

【ついつい買ってしまうパンフレット】
【ついつい買ってしまうパンフレット】

先週に引き続き、今週も恒例の去年1年間に観た映画のランキング。
旧作と新作、映画館で観た作品とレンタルDVDでのものが入り交じっている。
今週は邦画篇。
因に、昨年は、1位「告白」中島哲也監督作品、2位「悪人」李相日監督作品でした。
さて今回も、メモを頼りに良いと思えた順に並べてみた。

1.寝盗られ宗介 1992年製作 若松孝二監督作品
昨年7月、71歳で永眠された原田芳雄主演。
軽妙洒脱、役者に力があって、監督の落ち着いた演出と、つかこうへいの良い本があれば、結果、傑作となる。
だがしかし、ここには、「大鹿村騒動記」がくるはずだったが、東京での上映期間がありまりに短く、残念ながら、まだ観ていない。
したがって古い作品だが、去年観た邦画作品のNo.1を若松孝二監督作品「寝盗られ宗介」とした。
それにしても、これから原田芳雄のいない邦画界には寂しさを感じる。

2.遥かなる山の呼び声 1980年製作 山田洋次監督作品
これも古い作品であるが、見逃していた傑作。
映画だからこその説得力がひしひしと伝わる。
高倉健、倍賞千恵子、吉岡秀隆、武田鉄矢、ハナ肇、渥美清、役者の力量に驚く。
そして、改めて山田洋次という監督の凄さを感じた。

3.ケンタとジュンとカヨちゃんの国 2010年製作 大森立嗣監督作品
友情と愛情を引きずりながら、物語は海へと向う。
典型的なロードムービーである。
地味だが、しっかりと下積みをしてきた演出力を感じる大森監督。
余談だが、父は「大駱駝艦」の麿赤兒、弟は役者の大森南朋。
出演している主役3人の役者に切れがある。
松田優作の性を背負う松田翔太。
広木隆一監督作品「軽蔑」での演技等、いまもっともエッジの効いた若手のひとり高良健吾。
そして吉田大八監督作品「クヒオ大佐」、園子温監督作品「愛のむきだし」でも、その個性抜群な安藤サクラ、これも余談だが、父は奥田瑛二。

4.八日目の蝉 2011年製作 成島出監督作品
角田光代原作の「母性」をテーマにしたサスペンスドラマ、NHKで放送した時も観ていたが、負けず劣らず仕上がりは良かった。
映画では、濃縮した時間の切り取りが上手くいっていたように思う。
これは、「孤高のメス」でも見せた、緻密な映画職人とでも呼べる成島監督の力だろう。
もう1つ、この映画で光ったていのは、女優小池栄子である。
中島哲也監督作品「嫌われ松子の一生」、吉田大八監督作品「パーマネント野ばら」でも、なかなか存在感のある演技を見せていた。

5.川の底からこんにちは 2010年製作 石井裕也監督作品
全編、おかしくて悲しくて、いってみれば‘おかしみ’に満ちた映画である。
モントリオール・ファンタジア映画祭最優秀作品賞、さらに、主演の満島ひかりは最優秀女優賞に。
余談だが、本作品がきっかけとなり、石井監督と結婚した。
監督は1983年生まれの29歳。
若き才能の次回作を早く観たい。

6.女の子ものがたり 2009年製作 森岡利行監督作品
ここ2、3年、西原理恵子原作での映画化が続いたが、その中では一番。
深津絵里の演技が心地よいリズムを作っている。
なによりもこの映画で心動くのは、痛く辛い現実を乗越え、成長して行く女の子たちの姿である。

7.パーマネント野ばら 2011年製作  吉田大八監督作品
これも、西原理恵子原作。
吉田大八は僕の好きな監督のひとりである。
「腑抜けども、悲しみの愛を見せろ」で監督デビュー、その後「クヒオ大佐」でも細部にこだわり上質な作品作りをしている。
映画の楽しみのひとつは、積み重ねらた小ネタの読み解きである。
市川準、中島哲也など概してCM出身の監督は、これが上手い。

8.ひゃくはち 2008年製作 森義隆監督作品
佳作である。
いわゆるスポ根青春ものである。
小さな作品であるが、決して小さな世界で閉じているのではなく、そこに普遍的な大きなテーマが描かれている。
新人監督に送られる、新藤兼人銀賞を2008年に受賞。
2012年、5月公開予定の「宇宙兄弟」で監督を務める。

9.もののけ島のナキ 2011年製作 山崎貴/八木竜一監督作品
浜田広介の児童文学、「泣いた赤おに」が原作の、3DCGアニメ。
劇場で始めて3DCG用のメガネをかけて鑑賞した。
キャラクターの躍動する様が新鮮であった。
監督は、今回が初となる八木竜一と、「ALWAYS三丁目の夕日」の山崎貴。
山崎監督はもともとアニメ出身である。
現在、アニメでは、スタジオジブリ以外でいえば、「サマーウォーズ」細田守と山崎、八木が日本の伝統を死守している。

10.モテキ 2011年製作 大根仁監督作品
TV版を観ていたので、映画ではどうなるのかと楽しみにしていた。
過激に深くなった、という印象である。
しかし、その分、いわゆるサブカル層の刺さる人と、それほどでもない人に分かれたのではないだろうか。
そうした意味で、興行的に成功したのは、凄いことだ。
長澤まさみ、麻生久美子、仲依紗、真木よう子たち女優陣を、メジャーでエロを展開したことも広告宣伝としては効いたのではないか。

その他、良かった映画を観た順に並べた。

・松ヶ根乱射事件 山下敦洋監督作品
・毎日かあさん 小林聖太郎監督作品
・ちょんまげぷりん 中村義洋監督作品
・ゴールデンスランバー 中村義洋監督作品
・ボックス 李闘士男監督作品
・必死剣鳥刺し 平山秀幸監督作品
・キャタピラ 若松孝二監督作品
・泥の河 小栗康平監督作品
・幸福の黄色いハンカチ 山田洋次監督作品
・学校 山田洋次監督作品監督作品

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