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第200号『仕事』

【翼】
【翼】

気がつけばこの「ファンサイト通信」も今回200回目である。
単なる切りのいい数字でしかないが、自省するには、よい機会でもある。

会社を始めた当初、運良く2社と契約することができた。
1社は起業前からのお付き合いがあり、もう1つは始めて間もなく知人から紹介され、プレゼンテーションをして、お仕事をいただけた会社である。
軌道に乗るまで、これでなんとかなるだろうと思っていた矢先、その1社から大幅な業務の削減通達が着た。
クライアントのご担当の方がわざわざ出向いてこられ、事の成り行きについて説明された。
彼の大きな体からは汗が吹き出て、Yシャツがぐっしょりと濡れていたのを思い出す。
その、丁寧なお話と誠意に恐縮した。
彼が帰った後、しばらく呆然としていたが、急に「倒産」の文字が脳裏をかすめ、そして言い知れぬ不安が襲ってきた。
なにしろ、コネもカネもない起業故、心はちぢに乱れた。

それからしばらく、必死に仕事を獲得しようと、もがき、焦り、走り回った。
しかし、結果は惨憺たるものであった。
思うように仕事は入ってはこない。
こうして、数週間の時間が過ぎた。

この間も、創業当時からお世話になった方々や友人への現状報告とメッセージを配信していたこの「ファンサイト通信」だけは、なんとか続けた。

焦っても、もがいても成るようにしか成らない。
であれば、仕事をではなく、自分を徹底的に考え、その考えを一人一人に語りかけてみようと思った。
例えば、いま自分は、どんなことに目線が行き、なぜ、そのことを面白いと感じているのか。
こうして、「ファンサイト通信」を書くことが仕事のようになっていた。

仕事は相変わらず疎らだったが、書くことで随分と冷静になれたし、なによりも、どんな態度で仕事と向き合えばいいのか、ぼんやりとではあるが自分の中にそのカタチのようなものがみえてきた。
恐らく、この「ファンサイト通信」を書いていなかったら、焦燥感から余計なことをして墓穴を掘っていたかもしれない。

しばらくすると、仕事がやって来た。
いや、正確に言えば、この人と何かをやってみたいと思える人が見えた、そして出会えた。
だから、この人にどんなことをしてあげたら喜ぶのだろうか、と考えることができた。
そして、その通りに実行してみた。

仕事が最初にあるのではない。
人と一緒になにかをやってみたいと思える自分がいるか、自問自答してみる。
そのためには、常に自分の生活の中に高い志と目標を持っていたい。
だから、これからも心と体と頭を鍛えたいのだ。

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