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第138号『プライドの在り処』

人は希望や理想など、明るい動機に劣らず、不安・恐怖・猜疑心など暗い情念によっても動かされるもののようである。

数日前、20年来の仲間であり、今回ビジネスパートナーとして組んだY氏から会いたいとの電話があった。

会うなり、彼の口から思いもよらない言葉が出た。
「取締役退任」と。
なぜ、退任なのかを問う。
不毛な押し問答が続いた。

事務所の決定・社員の採用・メディアとの交渉等など、次から次へと休む暇も無く決定しなければならないことが続いていた。
そんな状況の中で、ここ数ヶ月、些細な物言いでの齟齬はあった。

例えば、電話のリターンが遅いのでなんとかできないかとか、決定しているスケジュールや事柄を安易に変えないでほしいとか、また協力会社に対しての支払い期日を守るよう等々・・・。
彼に、細々としたことで苦言を呈してきたことは確かだ。

仲間であり味方なのだから、そんな話し合いはあたりまえのことと認識していた。
もし、仮に悪意を内包していたらむしろ言及などしない。

こうした些細なささくれを1つ1つ払いながら、お互いの信頼関係を磨きあげていくことができるものと信じていた。

彼からのあまりに突然の話に、どう対応してよいものやら困惑した。
そして、「素直に話をしてみよう」と話し合いを求めたものの、扉を固く閉じ、取り付く島もない。

どうやら、彼のプライドがいたく傷つき、修復不可能ということのようだ。

力不足だったと自責の念にかられた。
無念ではあるが、昨年6月から係わってきたこの仕事から撤退することにした。

なにが正しいか、正しくないか、それはそれで勿論重要な問題である。
しかし、個別的な判断の過ちがあったとしても、多くの場合、後になって訂正できなくはない。
過ちを認める勇気さえあれば、だいたいの場合、取り返しはつく。
なにもかも欲しがるくだらないプライドが、その勇気を邪魔する。

そして、想像力を欠いた狭量さや非寛容さは、かたちを変えてどこまでも続く。
そこに救いはない。
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追伸
というわけで、いきなり時間ができてしまいました。
ご無沙汰していた皆様と、ゆっくり酒を飲み交わしたいと思っております。
当方、夜はほぼ空いています。(^^!
ご一報ください。

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