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2008年10月 アーカイブ

2008年10月03日

第124回 YOKOSO! JAPAN!

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  「Faces」


何が人の興味を引くのか全く分からないものです。
先日テレビで観光立国を目指しているという日本のある大手旅行会社が、外国人を誘致するためにさまざまなアンケートをもとにした企画つくりに奮闘しているさまを放映していました。

アンケートによると、以前とは異なり、外国人の日本国内のツアーに対する好みが多様化していて、旅行会社もそのニーズを把握しきれないようです。
企画担当の女性も「なかなかヒット企画が読めない。これはあたると思ったらはずれたり、こんなの来ないだろうと思うと予想以上にあたったり。」といっていました。

「日本の古い旅館に泊まってみたい」などは理解できますが、例えば「満員電車で駅員が乗客を押し込んでいるさまを見たい」「築地の魚市場でセリを見たい」「カプセルホテルに泊まってみたい」など、私たちが思ってもいないようなところにニーズがあるのには思わず笑ってしまいました。

ウェブの普及により情報が多様化し、それにつれてニーズが多様化するのは当然の流れだと思いますが、そのようなニーズに対して日本の受け入れがどうなっているのか、そこが問題だと思います。

テレビに出た外国人のカップルは日本の古い旅館に泊まって「日本人のていねいでやさしいもてなしに尊敬の念を抱く」といっていました。
外国ではホテルなどで価格によって接客の態度に差が出る傾向が一般的だと思いますが、日本人がもっている「ホスピタリティマインド」が、彼らが感じている以上のコストパフォーマンスを感じ、そして口コミ、ニーズの創出となっているのでしょう。

もとから私は、日本が復活するにはそれこそ移民を受け入れるべきという「開国論者」ですが、受け入れる側の日本ではなかなか準備ができていないのも現実です。
前述の「日本人がもつホスピタリティマインド」などは日本人が世界に誇れるものだと思います。
自慢できる文化的な強み、それこそ文化でなくても満員電車の光景を見せるでもいいけど、彼らが興味をもつものををどんどん押し出していき、日本をリスペクトする外国人の日本ファンをどんどん創出できる仕組みつくりに、日本政府が旗を振ってもっと活性化することをやるべきだと思います。

日本政府の政治家かお役人の方が「外国人に対する日本ファンサイト YOKOSO! JAPAN!」を発注してくれないかなあ。今までにないような結構おもしろいことできると思いますよ。

2008年10月10日

第125回 領収書

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  「スペース」

ある会社の社長さんが誰かとお会いした際の感謝を表したいのだが、なかなかそれをあらわすのに適当なものがないのに苦心した結果、たしか「感謝の領収書」だったか、そのようなものをお渡ししている、そんなことを思い出しました。

領収書。
何かを手に入れ、その証明として出されるものですが、上記の話をお聞きして「なるほど」と感心しました。 とらえ方はどうであれ、その感謝をかたちにして伝えるのにはインパクトがありますよね。
人との出会いやご縁に関してだけはどうにもならない要素があるわけで、だからこそとても大事であり、その結果起きる化学反応の不思議さを日々体感しているわけです。

よく似たようなニュアンスでは「オトシマエ」とかでしょうか、要は物事のしまいかたをどうメリハリをつけてかたちにするかということだと思うのですが、結局なんだかんだというもののその切り結び方が人間の関係のなかでもっとも大事なのだと感じます。

はて、はたして私自身はその出会いやご縁に関して、領収書は出しているだろうか。
貴重な意見をくれる存在だった人や出会い、できごとに対して食い逃げ、踏み倒しをしてしまっていることもあるであろう・・・と思ってもしますが、皆さんはいかがですか。

P.S 次代の会
今週から全4回、新しい経営者の方の講演をブログでレポートします。
今回はXMLソフトでマイクロソフトを抑え2年連続日本シェアトップの「インフォテリア株式会社」平野洋一郎社長です。バリバリのプログラマーだが、中身は実は熊本のサムライのイメージ。ぜひご拝読ください。
http://blog.jidainokai.jp/

2008年10月17日

第126回 ポジティブ

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 「きぼう」

今までの物差しでは計れないようなできごとが当たり前のように起こっていますね。
政治や経済、倫理にいたるすべての事象に対して、人類に与えられた試練のごとく基準が覆されている中、メディアでもさすがにこれ以上不安をあおってはまずい、という一種の自制みたいなものを感じるのは私だけでしょうか。

しかし実際は、昼間から人気のドーナツ屋に列をつくる人がおり、観光地に集う人がおり、展示場では華やかなイベントに群がる人がおり、居酒屋では今のなんでもありな世の中を豪快に笑う人がいます。

今日の朝、長年使った野球のグローブを丁寧に手作業で再生させることで、評判になっているスポーツ用品店の社長がテレビで取材されていました。亡き父のプレゼントでもらった古いグローブを再生し、キャッチボールをする兄弟のストーリーや、ピカピカに蘇ったグローブに喜ぶ高校球児を見ながらとてもうれしそうに微笑む社長の笑顔は、殺伐としたニュースの中で光って見えました。

いまこんな状況だから、どんな小さくてもポジティブなことを発見する心構えって大事だと思います。ま、全員ができるほど、世の中甘くないのは分かっているんですけどね。それをきっかけに一人でも「なんとかなる」とでも思わなければ、なんともならないですからね。
ちいさなポジティブ持ち寄り運動、推進するというアイデア、どう思われますか?

2008年10月24日

第127回 やりかた次第

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   「灯篭」

先日テレビで「脱サラ起業家 第2の人生」みたいな企画をやっていました。
ご覧になった方いらっしゃいますか?
3人の脱サラの社長さんがそれぞれそば、パン、ラーメンという店を開業するまでの経緯と、その後のステップを金額も詳細に明示したストーリー仕立てでした。

普段はひとつの番組を終わりまで見ないし、見るとしてもCMの間はなるべく飛ばすくらい「テレビ流し見」の私ですが、めずらしく最後まで見てしまいました。
ラーメン屋さんは田町のお客様の近くにあり、昨日打ち合わせの帰りに寄ってみたところ「スープが無くなってしまった為今日は終了します」との貼り紙。しかも路地裏にもかかわらず、他にもテレビを見たであろう通行人の人が「あ、あそこだ・・・」みたいなことを何人かいいながら歩いていきました。

視聴率はそこそこだったのでしょう。わけは番組の構成が上手だったからだと思います。3店舗を順に紹介しつつ、開店から数ヶ月の売り上げはどうか?を番組の最後まで持ってきているから、どうにも気になるわけです。しかも協力したオーナーさんも家族との交流やお金のことなどかなり仔細に公開していたのも大きかった。作り方が視聴者を離さないようにしていましたからね。

しかしテレビ側にしてみると複雑では。それは私はCMを見てないからです。私は朝の準備中、CMがうるさくて大嫌いなのでもっぱらNHKしか見ません。またせっかちですがテレビの間のCMはなるべく他のチャンネルを見るチャンネル魔です。あたまにくるのは長編の映画やドラマの「ここまでの放送は・・・」「ここからの放送は・・・」のスポンサー切替による長々CM。いまどき映画でも休憩なんてないのに。

テレビが広告=CMで成り立っている以上、テレビ側の方、スポンサー企業、代理店の方は大変なのだろうけど、これだけウェブが情報収集のための人々のツールとして浸透している以上は以前と比べたら変化があるのはどうしようもないのではないかと思います。
しかし、おもしろいCMは話題になるまではいかないまでも、多くの人々に残るものもありますよね。

テレビは、数が多すぎて見つけてもらうことが大変なウェブとはまた違う「やり方次第」が存在するわけですね。私と同じように田町の路地をうろうろする人が多いのを見て、まだまだテレビの影響力は大きいと昨日実感しました。どんなに見てもらえるような番組やCMをつくるか、そこが「やりかた次第」なのだな、と思います。

2008年10月31日

第128回 本気モード

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 「キリトリ」

肉も野菜も魚も大好きです。
結局なんでも好きなんです。
結果あくなき食欲との闘いの毎日ですが。

物価高騰の波を受け、今まで同じ値段で買えていた食べ物の大きさや厚さが変わっていますね。それも無断で。業務用の油などは倍だそうです。生活に直結するかたちで波が来ていますね。

そんな中、皆今まで以上に本気モードです。
農家の人が自分で値段を決められる店が大繁盛だそうです。
型崩れというだけで味はまったく変わらない作物をさばけるとあって農家のおじさんが喜んでいました。
でも興味深いのは昔ながらの八百屋のおっちゃんも見直されているというニュース。調理法を知っていたり前述の型崩れ野菜を安く売ったりして、お客の信頼を勝ち得ているのです。
また、今まで売れなかった小さな魚なども含め、網ごと買い取ることで繁盛している大手スーパーの例も見ました。

ようやく社会の潮流として生産したものを無駄遣いせず、限りあるものを有効活用しようという考えが一般的になってきたことは私はとてもいいことだと思います。
そしてその選択に対して経験則をもって付加価値を提供できる中間業者の価値が高くなる。
また消費者は自分の選択によって最もバリューの高いものを選ぶことができる。
それこそが新しくて正しい消費のあり方なのだと思います。

ウェブの出現によって消費者はコンシューマーでなくプロシューマーになった、とはファンサイトの中で常々語られる話題ですが、もうウェブに限らずどんどん基準が変わっていくのですね。
このままいくとこまでいくのでしょうが、こうなりゃ腹を据えて望むしかないようですね。
皆さん、がんばりましょう!!

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