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2008年08月 アーカイブ

2008年08月08日

第117回 変化

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「BLUE」

市場で「定番」「ブランド」と思われているものでも、その意味をどう捉えるか、その創り手によって解釈は異なると思われますが、結果としてそれが支持されるか否かによって結果はおのずと明らかになると思われます。

例えば昔から型番やデザインを一切変えずに、設立当初のポリシーを守り抜いていることで自らのブランディングを確立しているメーカーなどがあるかと思えば、ある企業は「変わらない為に変えた」というある意味挑戦的なコピーをもって変化を宣言するといったケースもあります。
そしてまた市場では全く変わっていないというイメージで捉えられている商品の味を、実は公表はしないけれど半年ごとに少しずつ変えているというケースもあると聞いたときは「え!あの商品が??」とびっくりすると同時に「さすがだな」と思いました。

市場の変化は非常に移り気であり、時に非情なまでの反応を、否応なしに商品やサービスの創り手に対して提示できるような時代になりました。

そんな時代の中、今までの基準を変化させつつも市場で認められた評価をキープし、逆に牽引していくようなブランドを確立させている商品やサービスというのが存在するというのは、まさに企業努力であると思いますが、人にも同じことがいえると私は考えます。
市場に迎合して追随するわけではなく、自らが先を読んで変化を恐れず挑戦しながらも変わらぬ信頼を勝ち得ていく。それはもちろんとても難易度の高い課題だと思いますが。

自分自身もコアになる部分はずらさずに、しかし「変化」を恐れずに変革しながらも自らのブランディングを確立できるように、日々アンテナを高く張っていくことを心がけていきたいと思います。


2008年08月21日

第118回 食わず嫌い

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 「ねじれ」

この年になっていうのもなんですが、世間を知れば知るほどすごい人ばかり。仕事に限らず趣味であれ何であれ。しかしそれはあくまで自分のフィルターを通して見た客観評価ですね。
当の本人の理想はもっと高いところにある場合はどうでしょうか。

その「客観評価と理想のハザマ」を埋めようとする気持ちが実はエネルギーになっているのかな、と感じるときがあります。

先日、以前買ったまま読まなかった本を手に取りました。
「ウェブ進化論」などの著作で有名な梅田望夫氏が同じく2006年に出版した「シリコンバレー精神 グーグルを生むビジネス風土」です。
ウェブ進化論を読んだのは2006年だったと思うのですが、家に置きっぱなしの本が同じ著者の作品だと先日読み始めて気がついたような始末です。

読んでみると2006年に買い、中をちらりと見た程度でそのまま置き去りにしていたのに、今読むと驚くほどに面白い。内容は氏の在住しているシリコンバレーを中心に始まった1998年~2000年くらいのネットバブルの活況を検証した本で、情報としては「昔」なのですが、ポイントはそこではなく買った当時に比べて自分がどう変わったのかを考えてみたわけです。
自分の感想を簡単にいえば、リアリティをもって内容のイメージができるということでしょうか。

今の仕事においては、自分に残された時間をどう活かすか、効率をどこまで上げていけるかということに神経を使っており、その分他のことに対して意識もモチベーションもおろそかになりがちですが、プロとしてこの仕事を生業とする以上、苦手であろうとなかろうと、それを「食わず嫌い」せずに取り込んでいくことで、知らず知らずに自分の能力を上げるというケースもあるのだ、そんなことを思いました。
出発は遅い分食わず嫌いは禁物。だからこそいやいやでも勉強せざるを得ない。でもその必死さを皆さん期待してくれている、そんなふうにポジティブに考え、今日もいろいろと挑戦したいと思います。

P.S 私がライターとしてお手伝いさせて頂いている「次代の会」。”今の経営者と未来の経営者が集う”をコンセプトに活動をしている組織で、いろいろな経営者の方とお会いできます。今回は元日本IBMの副社長であり、日本のパソコンの国際化を進めたDOS/Vというソフトウエアの開発者 丸山力(つとむ)東京大学大学院教授にインタビューさせて頂いています。興味のある方はぜひ読んでみてください。


2008年08月28日

第119回 五輪閑話

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「しぶき」

オリンピックが終わりました。

世界中の国々が会して競う祭典ですから、いろいろな話題があって当然ですが、連日車内を賑わす「その後の話題」に興味を惹かれ、普段は100%買わない週刊誌を買って読んでみたりしました。
自分が感じたことを思い返しつつつらつらと書いてみようと思います。
あくまでも主観なので、乱文お許しください。

①やはり、といっては語弊があるかもしれないが、面子の為には平気で何でもやっちゃう国だと再認識したこと。でもCGの加工に腹は立たない。ジャーナリズムとは違う観点で見るべきものだと思う。
②世界中で祝福するべきその日に、戦車で数万の人々の生活を一瞬にして蹂躙した争いがあったということ。人もたくさん死んでる。21世紀とは思えない。しかも黒幕は開会式に出てた。サンダーバードの人形みたいな大統領がロボットみたいにマイクの前で話す姿が不気味。それに対抗して「棚上げ十字軍理論」を振りかざすサルもいる。サンダーバード対サル。
③昔から違和感を感じているヘンなヒロイズムに酔いがちなこの国の「マジョリティ精神」が、結果を出さなかったとたんに寄ってたかってこき下ろす、いつもの構図に腹の底から嫌悪感を覚えること。
ま、私自身は監督のあの自己陶酔みたいな姿勢、傲慢な感じも好きじゃない。
ファッショのにおいがぷんぷんする、この国の大都市の親玉にも同じものを感じる。
結局この国のマジョリティはこのレベルなのだろうか。そうは思いたくないけど。
④女性の活躍が素晴らしかったと思ったこと。ある人は「女性の大統領が多くなればいいのに」とかいってた。それはそれで怖いけど、そんなことをちょっとでも感じさせるぐらい女性の活躍が光った大会だった。飛び込みの女王の顔は嫌いだけど。

そして・・
日々暮らしている中で「こんな国もあったんだ」と気がつく機会が思った以上に少ないなと思ったこと。
メダル狂奏曲だけがクローズアップされてしまうのも致し方ないことだと思いつつも、目立たないけど小さい国でがんばってる人もいるという事実を知る機会があってもいいのではないかと思った。それだけ世界が広いということ。それを知る手段として最も可能性があるのがウェブではないかということ。

オリンピックで気がつくことっていろいろあるんですねえ。

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