第108回『やる気』
今週は集中力がなかった。原因は明らかだ。締め切りがなくなったからである。先週は月末だったこともあり、なんとか終わらせよう、納品までこぎつけよう、と必死にやったのだった。その反動がずいぶんと長引いてしまった。
昨晩、ラジオで「やる気」について科学していた。まず、朝晩寝る時間を一定にするのが良いらしい。さらに、仕事は朝にやるべきだそうだ。もともと人間がまだまだアウストラロピテクスみたいな原始人だったとき、日が昇って明るくなったとき食べ物を調達しに行かないと生きていくことができなかった。その名残で朝の方が脳が活性化するらしい。人によって「朝型」「夜型」とあるように言われているが、それはどうやらウソのようだ。(ちなみに起床時間を一定にすることは、身体の代謝も良くするためダイエットにも良いそうだ。ダイエットの第一歩は、運動でも食事制限でもなく、ちゃんと寝てちゃんと起きることらしい)
また、「やる気」を起こさせるために大事なのは「ニンジン」とのことだ。やらなければいけないことがあるのにうだうだしてしまう。そのとき、達成したらじぶんにあげるご褒美を明確にすることがやる気を引き出す秘訣になるらしい。褒めるとか、ご褒美とか、日本人気質からするとなんだかいやらしいことのように感じるが、全くそんなことはないらしい。ついつい、仕事が終わる前に美味しいものを食べたりして「ご褒美」をあげてしまっているような気もするが…。グッとがまんするか、さらなるご褒美を用意するのが良いのかも。
あと、終わったとき、達成したときの気持ち良さを強く強く感じることも重要だそうだ。いまスポーツの世界で最先端を行くアメリカでは、この「気持ち良さ」がメンタルトレーニングの中で重視されているらしい。「超気持ちいぃ」と言えば北島康介だが、あのコメントは科学的にも非常に正しいものらしい。
いま、若い世代に「やる気がない」と言われている。やる気がないどうしようもない若者に会ったことがないので、具体的にどんな人たちなのかわからないが、自分自身の楽しみも他人に指導されないと感じることができなくなっているのだろうか。仕事の最終的な目標は”利他”だろう。自己実現も大切だが、自分の能力で社会にどれだけ貢献できるかが問われてくる。しかし、「やる気」云々が問題となっているということは、それよりも遥か以前で留まっていることになる。成功体験の積み重ねがやる気を養うポイントだと、ラジオで言っていた。普通に生きていくだけでは「成功」を「体験」できないのだろうか。成功はそんなに崇高なものではなく、もっと足下にごろごろしていて良いものだと思う。
