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第107回『1000本ノック』

先日、取材に行ってきた。千葉県印旛郡。順天堂大学のさくらキャンパスだ。東京からさらに1時間。駅にはタクシーも止まっていない。まさかこんなに田舎だとは思っていなかった。JR酒々井駅で降りたものの、トボトボと京成酒々井まで歩く始末。バスで行こうと思っていたのにこれじゃあタクシーしかないですな。予定が崩れる。

しかし、これはほんの序の口。取材の予定の崩れ方は想定外だった。事前に、先方に送った想定質問に全然答えてくれない。取材した先生は「監修」だったのがミソ。どうやら少し意向とずれた本だったらしい。本に沿った質問では取材が進まないことがわかった。

だが、ここで慌てなかった。さっさと当初の予定を捨て、先生の意向に合わせた取材をした。話を聞きながら、文章の構成を練り直す。おお、なんかすごいぞ。


文章には流れがある。文脈というやつだ。どうやら、それがようやくわかってきたようである。
数をこなせばわかってくることがある。
体で覚えたこの感覚は、わすれさられることがないだろう。

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